スイ(SUI)、バグ発生から2.5時間で復旧、原因を公開

レイヤー1ブロックチェーンSUIは21日、ネットワーク障害が発生、その後わずか2.5時間でバグを特定し復旧したことを報告した。
今回発生したネットワーク障害により、21日18時15分から20時45分(JST)の約2時間半、SUIのブロックチェーン上で全てのトランザクション処理が停止していた。
その後、トランザクション関連のバグが原因でバリデータの稼働が停止したことが報告された。最近実施されたアップグレードによってコード内に新たなバグが潜んでおり、特定の条件下でバリデータが停止する状況が引き起こされていたと説明された。
システム障害発生直後、SUIは一時的に4.2%下落したものの、その後すぐに回復。シクテム障害による価格への影響は限定的だった。
今回のネットワーク障害は、わずか2.5時間という短時間で解決され、迅速な対応が高く評価されている。
スイ(SUI)とは?
SUI SUI +6.02%は、次世代型レイヤー1ブロックチェーンプロトコルであるSui Networkのネイティブトークンであり、本稿執筆時点で時価総額21位にランクインしている。2023年5月にメインネットを正式にローンチした新しいプロジェクトだ。
5日にアメリカで行われた次期大統領選挙以降、ビットコインやその他のアルトコインと同様、SUIの価格も上昇している。

Sui Networkは、スケーラビリティと高速なトランザクション処理に特化した設計を持ち、DApps(分散型アプリケーション)やスマートコントラクトの効率化を実現した開発プラットフォームを提供している。
一方で、新興プロジェクトであるため、今回のバグのような技術的な課題にも留意する必要がある。しかし、今回のネットワーク障害を通じて、プロジェクトチームの迅速な対応力やトラブル処理能力の高さが示された。
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