セイラー氏、マイクロソフトにビットコイン戦略を提案

世界最大級の企業ビットコイン(BTC)保有企業マイクロストラテジーのマイケル・セイラー会長は1日、マイクロソフト取締役会に対してビットコイン投資戦略を提案した。
セイラー会長は暗号資産(仮想通貨)ビットコインへの投資により、同社の時価総額が4.9兆ドル増加する可能性を示した。
同氏は「マイクロソフトは次なる技術革新の波を見逃すわけにはいかない。ビットコインこそがその波だ」と強調した。
投資戦略の詳細
My 3-minute presentation to the $MSFT Board of Directors and @SatyaNadella, articulating why the company should do the right thing and adopt #Bitcoin. pic.twitter.com/aHp91V9Slz
— Michael Saylor⚡️ (@saylor) December 1, 2024
セイラー会長は年間1000億ドル規模のビットコイン投資を提案。同社のキャッシュフローや配当金、自社株買い戻し資金、債券をビットコインに振り替えることで、株主価値の向上が見込めると主張した。
試算によると、2034年までにビットコイン価格が170万ドルに達した場合、マイクロソフトの株価は1株あたり584ドル上昇する可能性がある。現在の時価総額3.18兆ドルから大幅な成長が期待できる。
ビットコイン市場の現状
ビットコインは今年に入り120%上昇し、過去1カ月で40%近く値上がり。9万7200ドルまで上昇している。
マイクロストラテジーは2020年以降、386700ビットコインを219億ドルで取得。現在の価値は376億ドルまで増加。同社の株価は2024年に465.5%上昇し、11月には421.88ドルの最高値を記録した。
世界的な広がり
ブラジルでは先週、3720億ドルの外貨準備の5%をビットコインに投資する法案が提出された。テキサス州でも同様の戦略的ビットコイン準備の検討が進んでいる。
セイラー会長は主要金融機関によるビットコイン投資商品の導入や政治的支持の広がりを指摘。「マイクロソフトは戦略的オプションを評価し、世界のために正しい行動を取るべき時が来ている」と結論付けた。
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