リップル発行RLUSD、クラーケン上場で時価総額2.5億ドル間近

リップル(XRP)
暗号資産アナリスト
暗号資産アナリスト
Hideaki S.
筆者について

Crypto News Japan専属ライター兼暗号資産アナリスト。FX取引の経験を基に、2020年から仮想通貨投資を開始。

監修
編集長
Shunsuke Saito
筆者について

Crypto News...

最終更新日: 
Cryptonewsを信頼する理由
Cryptonewsは、10年以上にわたる暗号資産(仮想通貨)の報道経験に裏付けされた、信頼に足る洞察を提供しています。経験豊富なジャーナリストやアナリストが、深い知識を駆使し、ブロックチェーン技術を実際に検証しています。厳格な編集ガイドラインを遵守し、仮想通貨プロジェクトについて、正確かつ公正な報道を徹底しています。長年の実績と質の高いジャーナリズムへの取り組みにより、Cryptonewsは暗号資産市場の信頼できる情報源となっています。会社概要も併せてご覧ください。
広告開示私たちは、読者の皆様に対し、完全な透明性を提供することを重要視しています。当サイトの一部のコンテンツにはアフィリエイトリンクが含まれており、これらのリンクを通じて発生した取引に基づき、当社が手数料を受け取る場合がございます。

リップル社が発行するステーブルコイン「RLUSD」は2日、暗号資産(仮想通貨)取引所クラーケンに上場した

同時に決済プラットフォームへの統合も進み、RLUSDの時価総額は2.5億ドル(約372億円)に迫っている。

RLUSDは2024年12月にニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)の規制承認を得て導入されたステーブルコインだ。

米ドルに連動し、リップルのXRP Ledgerとイーサリアム(ETH)ブロックチェーン上で発行されている。

急成長するRLUSDと市場ニーズ

RLUSDは主に企業向けに設計されたデジタル資産で、導入からわずか数ヶ月で時価総額が2.5億ドル近くまで成長し、当初の予想を上回るペースで普及が進んでいる。

過去1ヶ月間でRLUSDの時価総額は87%増加し、月間送金量は8.6億ドル(約1281億円)に達している。

この急速な成長の背景には、ステーブルコインへの市場需要の高まりと、米国でより明確な規制枠組みが整いつつあることが挙げられる。

RLUSDは短期米国債を裏付けとする構造を持ち、安定性とコンプライアンスを重視したデザインになっている。

企業向け決済システムへの統合

RLUSDのクラーケン上場はリップル社の広範な戦略の重要なマイルストーンだ。

同社はRLUSDを国際送金システムに統合することで、BKK ForexやiSendなどの企業が財務オペレーションに活用できるようになる。

これにより、RLUSDの用途は小売りレベルを超え、グローバルな企業向けアプリケーションへと拡大している。

リップル社は今後、より多くの決済顧客にRLUSDを提供する計画を進めており、迅速で低コスト、スケーラブルな国際送金の実現を目指している。

ステーブルコイン市場における競争と展望

ステーブルコイン市場ではテザー(USDT)が依然として主導的な地位を占めている。

しかし、リップル社の企業向けソリューションとコンプライアンスへの注力は、RLUSDを有力な代替選択肢として位置づける可能性がある。

特に規制の明確化が進む中、企業利用においてRLUSDの採用が加速することが予想される。

また、リップル社はNGO組織と協力し、効率的な援助資金配布にステーブルコインを活用する可能性も模索しており、用途の多様化も進んでいる。

注目記事

金融・経済ニュース
米GENIUS法改正案、ステーブルコイン発行者の名称規制強化へ
Eiji M.
Eiji M.
2025-05-17 01:53:14
Industry Talk
ポリゴンのクジラが5年ぶり始動|2025年上場の新しい仮想通貨
Eiji M.
Eiji M.
2025-05-17 01:44:48
Crypto News in numbers
editors
筆者リスト + 66人
200万人+
月間読者数
250+
ガイド、レビュー記事
8年
サイト運営年数
約70人
国際的な編集チーム