Revolutステーブルコイン計画進行中|仮想通貨サービスを拡大

英フィンテック大手のRevolutは、独自のステーブルコインを発行する計画を進めていることが分かった。
この動きは、同社が暗号資産(仮想通貨)サービスを拡大し、デジタル金融市場での地位を強化する継続的な取り組みの一環とされている。
Revolutのステーブルコイン計画の詳細
情報筋によると、ステーブルコイン計画はすでに進行中で、開発の最終段階にあるという。
Revolutの広報担当者は計画の詳細を明かしていないものの、規制遵守を重視しつつ仮想通貨サービスの拡大に注力していると強調している。
この動きは、フィンテックやブロックチェーン業界の主要プレイヤーによる同様の取り組みに続くものだ。最近ではPayPalがPYUSDを発表し、RippleやBitGoも独自のステーブルコイン導入を予告している。
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ステーブルコイン市場への潜在的影響
現在、ステーブルコイン市場はテザー(USDT)が時価総額1200億ドル(約17兆円)で支配し、次いでサークルのUSDCが続いている。
Revolutの参入は、同社の確立されたユーザーベースとフィンテック分野での評判を考えると、この構図を揺るがす可能性がある。
日本での展開と今後の可能性
しかし、日本市場においては状況が異なる。日本のユーザーは、Revolutのアプリを使用して国際送金や多通貨カードでの支払いを行うことができるが、仮想通貨取引は含まれていない。
Revolutの独自ステーブルコイン発行が実現した場合、日本市場への影響は限定的になる可能性が高い。
ただし、日本の金融庁は仮想通貨に関する規制を定期的に見直しており、規制環境が変化し、Revolutが将来的に日本で仮想通貨サービスを提供できるようになれば、状況は大きく変わる可能性がある。
Revolutは、PayPalに続いて独自のステーブルコインで、この成長市場に参入しようとしているのだ。今後のRevolutの日本戦略と規制環境の変化に注目が集まる。
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