ステーブルコイン企業株連動ETF登場へ|機関投資家関心が背景

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Hideaki S.
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Crypto News Japan専属ライター兼暗号資産アナリスト。FX取引の経験を基に、2020年から仮想通貨投資を開始。

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資産運用会社プロシェアーズとビットワイズは6日、ステーブルコイン発行企業サークル社の株式に連動する上場投資信託(ETF)を米証券取引委員会(SEC)に申請したことが明らかになった

これは同社の新規株式公開(IPO)後、初となる個別株ETFの申請である。

この発表を受けてサークル社の株価は17%上昇し、126.24ドルを記録した。

2種類のETF、異なる戦略で投資家需要に対応

申請されたETFは2種類あり、それぞれ異なる投資戦略を採る。

プロシェアーズが申請したのは「ProShares Ultra CRCL ETF」で、サークル株の日々の値動きの2倍の成果を目指すレバレッジ型商品だ。

このETFは毎日リバランスが行われるが、レバレッジをかけているため高いリスクを伴う。

提出書類では、サークル株が日中に50%下落した場合、投資額の全額を失う可能性があると警告されている。

一方、ビットワイズは「Bitwise CRCL Income ETF」を申請した。

こちらはサークル株を保有しながらコールオプションを売却するカバードコール戦略を用いる。

これにより、株価上昇による利益とオプションプレミアムによるインカム収益の両立を目指す。

IPOの成功と機関投資家の関心が背景に

これらのETF申請の背景には、サークル社のIPO成功とそれに伴う株価の好調な推移がある。

フィンテックや暗号資産(仮想通貨)といった成長分野の個別株に特化した金融商品への関心が高まっていることも、今回の動きを後押ししている。

これは、ビットコイン(BTC)の現物ETFが承認された流れを汲むものとも言える。

また、投資運用会社アーク・インベストがサークル株に3億7300万ドル(約541億円)を出資するなど、機関投資家からの強い信頼も示されている。

同社が発行するUSDCのようなステーブルコインは、デジタル資産市場の基盤として重要性を増している。

ETF提供会社は、こうした市場の需要を取り込もうとしている。

SECの承認が得られれば、両ETFは2025年8月20日に取引が開始される見込みだ。

ただし、具体的なティッカーシンボルや手数料体系はまだ公表されていない。

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