Paradigm、新たなステーブルコイン用AMM「Orbitals」を発表

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暗号資産(仮想通貨)投資会社Paradigmは3日、数万のステーブルコインに対応する新型自動マーケットメーカー(AMM)「Orbitals」の設計図を公開した。

この革新的な設計は、n次元球面の幾何学原理を活用して、従来のAMMが抱える課題を解決することを目指している。

現在Orbitalsは概念段階にあり、オンチェーンでの実装はまだ行われていない。Paradigmは開発を進めるためのパートナーを募集しており、コミュニティからのフィードバックを求めている。

Orbitalsのアプローチ

Orbitalsは、既存のAMMとは根本的に異なるアプローチを採用している。

従来のCurveなどのAMMは、2~3つの少数のステーブルコインに集中流動性を提供することに焦点を当てているが、大規模なプールでは非効率性に直面していた。

Orbitalsはこの問題に対し、高次元の数学的枠組みを導入することで解決策を提示する。

n次元球面の幾何学原理を活用することで、2つから1万以上のステーブルコインまで幅広い範囲のプールに対応し、多様な価格帯にわたって流動性の最適な配分を実現する。

この設計により、大規模な取引におけるスリッページを削減し、必要な箇所に流動性を集中させることで、プロトコルの総預かり資産(TVL)の増加が期待される。

また、流動性提供者は市場状況に基づいてリスク露出をカスタマイズできる機能も備えている。

DeFiインフラの需要増加

Orbitalsの開発は、DeFiインフラの需要増加に対応する取り組みの一環として位置づけられる。

イーサリアム(ETH)やArbitrumなどのプロトコル間で効率的なステーブルコインスワップの需要が高まる中、AMM設計の革新が求められている。

同プロジェクトは、ParadigmのDave White氏、Dan Robinson氏、Ciamac Moallemi氏らの研究者チームが主導している。

White氏は、「Orbitalは単なる設計だが、ステーブルコイン流動性の状況をどのように変える可能性があるかに興奮している。」とコメントした。

この設計が実現すれば、USDC、USDT、DAIなどのステーブルコインの流動性ダイナミクスを再定義し、大規模な資産間の接続性を活性化する可能性がある。

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