OKX、ソラナ上に「xBTC」展開|複数DeFiでの利用も可能に

暗号資産(仮想通貨)取引所のOKXは21日、ビットコイン BTC +0.23%に1対1で裏付けられた資産xBTCをソラナ(SOL)ブロックチェーン上でローンチした。
xBTCは、複数のブロックチェーンに対応したラップド・ビットコイン資産だ。OKXがビットコイン準備金を完全に保管しており、準備金の透明性はオンチェーンのプルーフ・オブ・リザーブ(PoR)によって検証される。
ビットコインDeFi活用を拡大
xBTCは、執筆時点でソラナ、スイ(SUI)、アプトス(APT)のDeFiエコシステムでビットコインの有用性を引き出すことを目指している。
これは、ビットコイン保有者が低コストかつ高速な取引の恩恵を受けながらDeFiに参加したいという需要に応えるものだ。
その上で、ソラナやスイ、アプトスなどのエコシステムとの連携は、高性能でスケーラブルなブロックチェーンにビットコインを統合する戦略的な動きとなっている。
OKXのジェイソン・ラウCIOは、ビットコイン保有者が効率的なDeFiアプリケーションに参加できるようにすることが重要だと強調した。
複数DeFiで報酬キャンペーンも
xBTCのソラナ普及を促進するため、複数のDeFiプロトコルがインセンティブプログラムを発表している。
Kamino FinanceとOrcaは、xBTCの流動性プールに対し、総額25万ドル以上の報酬を配布する計画だ。
具体的には、Orcaで10万ドル相当のUSDGインセンティブが提供されるほか、Kaminoのパートナーを通じて月間15万ドルが提供される。
OKX Walletも、主要なDeFiプロトコルと連携したxBTCの利回り商品を提供する予定だ。
OKXは今後も、他ブロックチェーンへの対応も計画している。xBTCはクロスチェーンの流動性を高め、現代のDeFiにおけるビットコインの役割を拡大する重要なツールとして位置づけられている。