ナスダック上場企業「Upexi」、ソラナ追加購入|1億1800万ドル

Nasdaq(ナスダック)上場企業のUpexiは28日、ソラナ(SOL)7万7879枚を1億1800万ドルで追加購入した。
同社は総額9650万ドルで購入した67万9677枚のSOLの現在価値が1億2120万ドルに達している。 この追加購入により、Upexiは上場企業として最大のソラナ(SOL)ホルダーとなった。 2025年4月から積極的なソラナ投資戦略を展開し、今回の追加購入で保有戦略を一層強化した。
戦略的なロックトークン購入
Upexiは4月に1億ドルの資金調達を完了してから、段階的にソラナの保有量を拡大している。 同社の購入戦略は、ロックされたSOLを割引価格で取得する点に特徴がある。
4月には4万5733枚のSOLを670万ドルで購入し、5月には32万6347枚のロックSOLを8420万ドルで取得した。 これらの取引により、同社のSOL保有額は1億ドルを超えた上、今回の追加購入は1SOLあたり151.5ドルという現在価格より割安な水準で実施された。
ロックされたトークンは、約1.4年間の保有期間中に価格上昇の恩恵を受けるとともに、ステーキング報酬も獲得できる利点がある。 同社は年率7.9%のステーキング収益を得、年間4万8000枚以上のSOLを生成している。
機関投資家の支援と長期戦略
Upexiの暗号資産(仮想通貨)戦略は、GSR、ソラナ財団、著名ベンチャーキャピタルファームなどの機関投資家からの支援を受けている。 同社の1億ドルの資金調達にはこれらの投資家が参加し、ソラナ重視のアプローチに対する信頼を示している。
同社は5月の投資家向けプレゼンテーションで、トークン評価、ステーキングプロトコル、エコシステム参加を通じて株主価値を最大化する計画を発表した。 この戦略は、企業財務管理をブロックチェーン戦略で再定義するという同社のビジョンを反映している。
Upexiの積極的なSOL蓄積は、ソラナのスケーラビリティに対する同社の信念と、ブロックチェーン戦略による企業財務管理の変革への取り組みを示す。 同社の戦略は、暗号資産を企業の財務戦略に組み込む新たなモデルとして注目を集めている。