Movement、メインネットベータ版を公開|Move言語採用のL2

イーサリアム(ETH)
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Moveプログラミング言語を基盤としたイーサリアム(ETH)のレイヤー2「Movement Network(MOVE)」は10日、パブリックメインネットベータ版をリリースした。

今回のメインネットベータ版のリリースにより、Move言語の特性をイーサリアムのレイヤー2環境で活用できるようになる。

また、暗号資産(仮想通貨)MOVEトークンは、ガス料金の支払いやステーキング、ガバナンス、クロスチェーン担保などで利用可能となっている。

「MoveVM」を搭載

同ネットワークは、Meta(旧Facebook)のDiemプロジェクトで開発されたMoveプログラミング言語を活用した「MoveVM」を搭載。

イーサリアム仮想マシン(EVM)との互換性を保ちながら、Move言語の安全性と効率性を活かすことを特徴としている。

Move言語はスマートコントラクト開発において安全性を向上させる設計がなされており、それをイーサリアムエコシステムに導入することで、他レイヤー2ソリューションとの差別化を図る戦略だ。

Movementネットワークは以前、Polychain Capital主導で3,800万ドル(約55億8,600万円)の資金調達にも成功している。

DeFi流動性供給プログラムも開催中

同ネットワークは現在、「Cornucopia」と呼ばれる分散型金融(DeFi)流動性供給プログラムも開催している。

ユーザーはMOVEトークンの他に、ラップドビットコイン(WBTC)、ラップドイーサ(WETH)、テザー(USDT)、USDコイン(USDC)を金庫に預け入れて利息を得ることができる。

MOVEトークンの総供給量は100億枚で、そのうち10%が初期ユーザーにエアドロップされる計画だ。また、40%はエコシステムとコミュニティ、17.5%が貢献者、22.5%が支援者、10%が財団に割り当てられるという。

レイヤー2市場の競争激化

イーサリアムのレイヤー2ソリューション市場は、Arbitrum、Optimism、Baseなど多くのプロジェクトが競争を繰り広げている。

Movementネットワークは、イーサリアムエコシステムにMove言語を導入することにより、既存のレイヤー2ソリューションとの差別化をどのように図っていくかが今後の課題となりそうだ。

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