ストラテジー社、ビットコイン追加購入|保有総額5.4兆円超え

ビジネスインテリジェンス企業のストラテジー社は5日、暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)を追加購入したと発表した。
保有総額5.4兆円超、平均単価を上回る価格で追加取得
同社は新たに1895 BTCを約1億8030万ドル(約259億6300万円)で取得した。
1ビットコインあたりの平均購入価格は約9万5167ドル(約1370万円)である。
今回の購入により、マイクロストラテジーのビットコイン総保有量は2025年5月4日時点で55万5450 BTCとなった。
これらのビットコインは総額約380.8億ドル(約5兆4835億円)で取得されており、平均取得単価は約6万8550ドル(約987万円)である。
同社は2025年の年初来ビットコイン利回り(YTD)が14.0%に達したことも報告している。
これは、ビットコイン価格が同社の平均取得単価を大きく上回って推移していることを反映している。
ウォール街の支持と積極的な投資戦略
マイクロストラテジーの積極的なビットコイン購入戦略は、ウォール街のアナリストからも支持を得ている。
これは、同社の仮想通貨戦略が金融界で肯定的に評価されていることを示すものだ。
マイクロストラテジーのマイケル・セイラー執行会長が主導するこの戦略は、ビットコインへの継続的な投資を通じて財務リターンを最大化することを目指している。
同社は2025年の「BTC利回り」目標を15%から25%へ、「BTCドル利益」目標を100億ドルから150億ドルへと、それぞれ上方修正した。
同社は進行中のビットコイン購入戦略を支えるため、210億ドル(約3兆240億円)規模の市場価格株式公開(at-the-market equity offering)による追加の資金調達も計画している。
なお、今回のビットコイン追加購入の発表後、マイクロストラテジーの株価は市場の動向を反映し、わずかに下落した。
同社の戦略は、企業による仮想通貨 投資の新たな可能性を示すものとして注目されている。
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