Apple、Microsoftなどがビットコイン保有か|フォーブス予測

米経済誌フォーブス(Forbes)は23日、アップル、マイクロソフト、グーグルなど「マグニフィセント・セブン」と呼ばれる大手テック企業が、2025年にビットコイン(BTC)を保有する可能性があると発表した。
背景には、米国財務会計基準審議会(FASB)による仮想通貨の新会計基準の導入がある。
FASBの新基準で仮想通貨保有のハードル低下
FASBは13日、暗号資産(仮想通貨)の会計処理と開示に関する新基準を発表した。15日以降に始まる会計年度から適用される新基準では、企業は保有する仮想通貨を公正市場価値で報告することが可能となる。
従来、仮想通貨は無形資産として扱われ、企業は市場価格が購入価格を下回った場合に減損損失を計上する必要がある一方、未実現利益の認識は禁止されていた。
新基準ではこの非対称性が解消され、企業は評価額の変動を純利益として認識できるようになる。
マグニフィセント・セブンによる採用への期待
マグニフィセント・セブンの中で現在ビットコインを保有しているのはテスラのみだ。しかし、7社合計で6000億ドル以上の現金準備金を持つマグニフィセント・セブンには、ビットコイン投資への十分な余力がある。
フォーブスは、企業がビットコインを保有する理由として、以下の4つを挙げている。
- インフレヘッジ:通貨価値の下落リスクに備えた資産防衛が可能になる
- 準備金の多様化:既存の資産との相関が低く、発行量が限定されたデジタル資産を組み入れることで、リスク分散を図れる
- ビットコインの将来性:ビットコインの長期的な価値上昇の実績を投資機会として活用できる
- 技術的リーダーシップの強化:最先端のデジタル資産を採用することで、テクノロジー企業としての革新性を示せる
新会計基準の導入により、これらの企業戦略を実行に移しやすい環境が整うことになる。
企業によるビットコイン保有は拡大傾向
世界最大級のビットコイン保有企業マイクロストラテジーは約44万4262BTC(約436億ドル相当)を保有するなど、企業によるビットコイン保有は着実に広がりを見せている。
マイクロストラテジーのマイケル・セイラー会長は1日に、マイクロソフトの取締役会に対して、年間1000億ドル規模のビットコイン投資戦略を提案している。
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