2025年下半期はビットコインが金を凌駕か|JPモルガン予測

ビットコイン(BTC)
暗号資産アナリスト
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Hideaki S.
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Crypto News Japan専属ライター兼暗号資産アナリスト。FX取引の経験を基に、2020年から仮想通貨投資を開始。

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JPモルガンはこのほど、2025年後半にビットコイン(BTC)が金を上回るパフォーマンスを示す可能性が高いと予測した

同社のマネージングディレクターであるニコラオス・パニギルツォグルー氏率いるアナリストチームは、ビットコインと金が2024年には法定通貨の価値下落対策としてともに買われていた点を強調。

2025年には競争関係が強まり、どちらか一方の上昇が他方の下落をもたらす「ゼロサム状態」に入ったと指摘している。

ビットコインへの資金シフトが加速

最近の市場動向では、金価格が4月22日以降で約8%下落する一方、ビットコインは18%上昇した。この背景には、投資家心理や資金の流れの変化がある。

従来、リスク分散を目的に金ETFへの投資が主流だったが、2025年に入ると、資金はビットコイン先物や暗号資産(仮想通貨)ファンドへと移動し始めている。

また、企業によるビットコインの導入や米国州政府による規制明確化も、同資産への関心を高めている。

JPモルガンのアナリストは、金の需要が停滞する中で、ビットコインには半減期や機関投資家による新規参入といった独自の成長ストーリーが存在し、これが資金流入を後押ししていると分析している。

今後の市場展望とリスク要因

2024年までの「通貨安対策として金とビットコインを同時に保有する戦略」は2025年には勢いを失い、両資産は競争局面に突入した。

金先物の建玉減少とビットコイン先物の取引増加は、機関投資家の関心が仮想通貨に向かっていることを示している。

4月には金が上昇し、ビットコインが下落する場面も見られたが、5月には状況が逆転し、ビットコインの堅調さが際立った。

市場のセンチメントやマクロ経済動向に対する耐性も高まっており、ビットコインには今後も仮想通貨投資家の注目が集まるだろう。

アナリストは、引き続き企業や機関投資家のビットコイン需要や規制当局の動向が、2025年後半の市場パフォーマンスに大きく影響すると見ている。

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