アパレル大手ANAP、BTC8億円分購入|25年迄に1000枚保有へ

日本のアパレル大手であるANAPホールディングスは6月11日と12日の2日間で、約7億9996万円を投じ、50.56 BTCを追加購入した。
新財務戦略でビットコイン取得を加速
同社は2025年6月11日と12日の2日間でビットコイン(BTC)を追加購入し、保有量は合計153.4627BTCとなった。
子会社であるANAPライトニングキャピタルを通じて、2025年8月までに1000 BTC以上の取得を目指すという野心的な目標を掲げている
今回の購入により、同社の暗号資産(仮想通貨)への累計投資額は約18億4000万円となった。
取得時の平均価格は1BTCあたり約1480万円であり、当時の高い市場価格を反映している。
インフレヘッジと企業戦略の多角化
同社はビットコインを、その希少性と耐久性から金に類似した分散型の価値保存手段と見なしている。
世界的なインフレ圧力に対するヘッジとして、仮想通貨を財務基盤の強化に活用する狙いだ。
この戦略は、単なる資産保有にとどまらない。財務管理、マイニング事業、そしてブロックチェーン技術を統合したアパレル製品開発を含む、包括的なビットコイン事業への転換を示している。
この取り組みは、世界最大のビットコイン保有企業ストラテジー社などに代表される機関投資家のトレンドに追随する動きであり、日本のアパレル業界では異例の試みだ。
さらに、2025年7月にはプライベートエクイティ会社T Capital Coin社から584.9135 BTCの現物出資を受ける予定で、これにより保有量はさらに大きく増加する見込みである。
なお、企業が大規模な仮想通貨投資を行う際には、セキュリティや手数料の観点から、信頼できる仮想通貨取引所の選定が重要となる。
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