ゲームストップ、ビットコイン購入に向け戦略的資金活用を計画

米大手ゲーム小売店ゲームストップは25日、ビットコイン(BTC)と米ドルベースのステーブルコインを財務準備に統合する計画を発表した。
同社取締役会はこの暗号資産(仮想通貨)投資戦略を全会一致で承認した。この動きは、2020年からビットコイン投資を積極的に続けるストラテジー社(旧マイクロストラテジー)の戦略に類似したもの。
ゲームストップは2024年2月1日時点で約47億7000万ドル(約7155億円)の現金準備金を保有しており、この潤沢な資金力が新たな投資戦略の裏付けとなる。
潤沢な現金準備を背景にした仮想通貨投資
ゲームストップの強固な財務基盤が、仮想通貨投資への進出に必要な資金的バックボーンを提供している。
具体的なBTC購入額については明らかにされていないものの、同社は大規模な投資を行うための十分な財務力を持つ。
この動きは、企業の準備金や取引通貨としておすすめ仮想通貨を活用する企業が増加している市場トレンドの影響を受けたもの。特に、ビットコイン投資により株価が大幅に上昇しているストラテジー社の成功事例が、ゲームストップの決断に影響を与えたとみられる。
ビットコインを財務資産に統合するというゲームストップの発表は、時間外取引での同社株価の顕著な上昇につながった。
企業金融における仮想通貨統合の広がり
ストラテジー社が50万枚以上のビットコインを保有しているのに対し、ゲームストップは購入予定の正確な数量を明らかにしていない。
しかし、このような動きは、企業金融に仮想通貨を統合するという、より広範な業界トレンドの一部として捉えられる。
注目すべき点として、ゲームストップは非代替性トークン(NFT)マーケットプレイスと仮想通貨ウォレットを規制上の不確実性から閉鎖した経緯があるにもかかわらず、今回の新しい仮想通貨戦略を推進している。
また、同社が転換社債を通じて資金調達し、BTC購入に充てる戦略も検討しているとされる。これは、ビットコインのような新しい資産への拡大のために財務リソースを活用する方針に沿ったもの。
ただし、約13億ドル(約1950億円)相当の社債発行計画については、公式には確認されていない。
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