エルサルバドルがビットコイン戦略継続、1日1BTCで保有拡大

エルサルバドルは25日、過去7日間で8ビットコイン(BTC)を追加購入し、総保有量を6187.18BTCに拡大したことが分かった。
同国は2021年9月にビットコインを法定通貨として認定して以来、継続的に保有量を増やしている。
戦略的なドルコスト平均法を採用
エルサルバドル政府は2022年11月以降、1日約1BTCのペースで購入するドルコスト平均法を採用している。
この戦略により、市場のボラティリティを利用しながら長期的な価格上昇の恩恵を狙っている。
現在のデータによると、同国の平均購入価格は4万4739ドル(約639万円)から4万5465ドル(約650万円)の範囲にある。
国際通貨基金(IMF)は同国に対し暗号資産(仮想通貨)エクスポージャーの削減を求めているが、エルサルバドルは方針を変えず、ビットコインを国家金融システムに統合する取り組みを続けている。
大幅な含み益を実現
ビットコインの最近の価格上昇により、エルサルバドルの保有資産の評価額は大幅に増加している。
現在の評価額は6億4400万ドル(約922億円)を超えており、初期投資額2億8710万ドル(約411億円)と比較して、3億5700万ドル(約511億円)の含み益を記録している。
2023年には6980万ドル(約100億円)の含み益を計上し、ビットコインが財政課題を相殺する役割を果たしていることが示されている。
ただし、追跡プラットフォーム間で若干の数値の相違があり、ナイブ・トラッカーは6180BTCと報告している一方、バイナンスは6187.18BTCと記録している。
エルサルバドルの姿勢は、地政学的な金融緊張の中にあって、ビットコインの可能性に対する確固たる信念を示しており、国家レベルで仮想通貨を採用した先駆的な事例として注目されている。
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