Aave、新計画「Horizon」を発表|機関向けRWAサービス提供

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大手分散型金融(DeFi)Aaveの運営元Aave Labsは13日、「Horizon」と呼ばれる新たな取り組みを発表した。

これは、トークン化された現実資産(RWA)製品を通じて、機関投資家がDeFiに参加できる環境の提供を目指す。

またHorizonでは、初年度の収益の50%がAaveの分散型自立組織(DAO)にDAOに割り当てられており(その後の年には段階的に減少)、DAOの新たな収入源となることが期待される。

RWAトークンでステーブルコイン借入可能に

Horizonの初期製品では、機関投資家がトークン化されたマネーマーケットファンド(MMF)を担保として、ステーブルコインの借入が可能になるという。

特に、Aaveが発行するドル連動型のステーブルコインGHOが主要な流動性オプションとして位置づけられている。

このイニシアチブは、以前に機関投資家向けに提供されていたAave Arcの経験を基に構築されている。

しかし、Aave Arcが完全に許可制のモデルだったのに対し、Horizonは許可制の担保資産と非許可制の流動性を組み合わせたアプローチを採用している。

これにより、機関投資家のより柔軟なDeFi参加が可能となる。

実物資産市場の成長を背景に開発

Horizonの立ち上げの背景には、トークン化された米国債の総価値は前年比408%増加するなど、RWAトークン市場の著しい成長がある。

市場にはすでに、ブラックロックやフランクリン・テンプルトンなどの大手金融機関も参画している。

一方で、DeFiのオープンなアーキテクチャは大規模な機関投資家の参加に必要なコンプライアンスやガバナンス構造が不足していた。

Horizonは当初、Aave V3のライセンスされたインスタンスとして運用され、Aave V4が利用可能になると、そちらに移行する予定だ。

そのため機関投資家は、RWA市場にサービスを提供するために特化された独自の構成と運用パラメータを活用可能だ。

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