8月第4週の仮想通貨|ビットコイン8万ドル接近、主要アルトコインも反応

ビットコイン BTC +1.94%は21日、一時7万9000ドルを突破し、6月以来の高値となる7万9241ドルまで上昇した。
その後は勢いが落ち着き、同水準を下回って推移している。7月8日から8月20日まで続いた約6週間のレンジ相場を抜け出した形だ。
イーサリアム(ETH)など他主要なアルトコインも、上昇を見せた。
約6週間のレンジ相場から上抜け
ビットコイン価格は、20日に7万1000ドルを超えた後、翌日にかけて上昇を続けた。
この動きの背景には、米国の現物ETFへの資金流入の加速がある。20日の流入額は6億600万ドルに達した。前日の流入額も5億1700万ドルを記録している。現物需要の強さが相場の上昇を後押ししたとみられる。
また、マクロ経済の動向も仮想通貨市場に影響を与えた。米財務省は19日、長期国債の流動性を支援する買い戻し規模を少なくとも倍増させると発表した。
この動きを受けて30年債利回りが低下し、リスク資産全般に資金が向かいやすくなった。投資家のリスク選好度が高まったことが、価格上昇の一因となっている。
大規模なショートポジションの清算が影響
今回の急激な価格上昇の主な要因として、弱気ポジションの強制的な清算(ショートスクイーズ)が挙げられる。
過去6週間の価格変動が少ない期間に、下落を見込むポジションが大量に蓄積されていた。相場の上値付近で売りを仕掛ける動きが繰り返されていた。
価格が上昇に転じたことで、これらのポジションが次々と清算に追い込まれた。24時間で清算されたショートポジションは約30億ドルに上る。
そのうちビットコインは16億7000万ドルを占めた。イーサリアムでも11億4000万ドルが清算されている。
特に動きが激しかった時間帯には、わずか1時間で10億ドル以上が清算された。市場全体が価格変動に対して敏感になっていることが伺える。
6万5000ドルから6万7000ドルの価格帯には、清算の目安となる水準が密集していた。この帯域を抜けたことで上昇の勢いがさらに強まった。