YZi Labs、データ所有権に特化のAIスタートアップVanaに出資
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YZi Labs(旧バイナンスラボ)は24日、データ所有権に特化した暗号資産(仮想通貨)・AI融合スタートアップのVana(VANA)に出資した。
この投資の一環で、海外の仮想通貨取引所バイナンス(Binance)の共同創業者であるチャンポン・ジャオ(CZ)氏がYZi Labsを通じてVanaのアドバイザーに就任。バイナンスラボからYZi Labsへのリブランディング後、同社で積極的な役割を担っている。
Vanaの現状と将来展望
YZi Labsの投資は、Vanaが昨年12月にメインネットとトークンを立ち上げた直後に行われた。VANAトークンは約6.25ドル(約938円)で取引されており、ローンチ以来82%以上下落。
VANAの時価総額は約1億9200万ドル(約288億円)、完全希薄化後評価額は7億4700万ドル(約1121億円)だ。
YZi Labsの他に、VanaはParadigm、コインベース Ventures、Polychain Capitalなどの著名な投資家から、これまでに計2500万ドル(約37億5000万円)の資金を調達している。
Vanaは新たな資金で、DataDAOエコシステムの拡大、16以上のDataDAOへのデータトークン立ち上げ支援、より多くのデータ提供者の獲得、追加DataDAOの参入促進、金融やソーシャルメディア、ヘルスケア、モビリティなどの業界へのデータ金融化拡大を計画している。
Vanaとは
Vanaは2021年に設立されたサンフランシスコを拠点とするAI仮想通貨スタートアップ。創業者のカズラウスカス氏とアーサー・アバル氏はマサチューセッツ工科大学の授業で出会い、AIの加速と新しいデジタル経済への幅広いユーザー参加を可能にするという共通の目標を持っていた。
データ所有権を重視し、Vanaのレイヤー1ブロックチェーンはユーザーが自分のデータをDAOにプールし、報酬を獲得しながら、貢献から構築されたAIモデルの所有権を保持することを可能にする。
カズラウスカス氏は「Data DAOはVanaプロトコルのユーザー所有のAIというビジョンの中核です」と説明する。
YZi Labsの戦略的投資
VanaはYZi Labsにとって、リブランディング以降初のAI投資となる。リブランド前、同社はSahara AIやMyShellなど、いくつかの仮想通貨AI融合プロジェクトに出資していた。
YZi Labsの広報担当者によると、同社の焦点はウェブ3の枠を超え、AIとバイオテクノロジーにまで拡大。これらの分野の交差点にある機会を引き続き探索する一方で、「イノベーションの全スペクトラムを捉えるため」に、独立したAIやバイオテクプロジェクトへの投資にも前向きだという。
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