イーサリアムETF、19日連続の資金流入が途絶|中東情勢受け

イーサリアム(ETH)
暗号資産アナリスト
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Hideaki S.
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Crypto News Japan専属ライター兼暗号資産アナリスト。FX取引の経験を基に、2020年から仮想通貨投資を開始。

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米国の現物型イーサリアムeth logo ETH -1.16%ETF(上場投資信託)は13日、19日間続いた連続資金流入が途絶え、純流出に転じた

地政学リスクが市場を直撃

6月13日の純流出額は、約210万ドル~214万ドルに達した。この流出は、12日から13日にかけて発生したイスラエルとイラン間のミサイル攻撃が引き金となったとみられる。

地政学的な緊張の高まりは、リスクオフの市場心理を誘発し、暗号資産(仮想通貨)や株式市場に広く影響を与えた。

個別のETFでは、フィデリティ社のイーサリアム・ファンドから885万ドルの資金が流出した。一方で、グレイスケール社のトラストには667万ドルの資金が流入し、ファンドごとに動向が分かれた。

記録的流入と価格の乖離

今回の流出に先立つ19日間、イーサリアム現物ETFは記録的な資金流入を続けていた。

この期間の累計流入額は13億7000万ドルから14億ドルに上り、2024年7月の取引開始以来、最長の連続流入記録となっていた。

しかし、この記録的な資金流入にもかかわらず、イーサリアムの価格は伸び悩んだ。流入が始まった5月16日の価格が2620ドルだったのに対し、流出が確認された6月13日には2552ドルで取引された。

この価格の停滞は、機関投資家からの旺盛な需要だけでなく、利益確定の動きや投資家のリスク許容度の変化など、より複雑な市場要因が作用している可能性を示している。

流入額はイーサリアム現物ETFの総運用資産の約35%を占めており、機関投資家にとって仮想通貨へのエクスポージャーを確保する上で、その役割が拡大していることを浮き彫りにした。

この動きは、先に承認されたビットコインETFの成功を受けてのものであり、市場の成熟を示す指標とも言える。

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