ソラナ上のPYUSD、供給量でイーサリアム上回る

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ソラナ(SOL)ブロックチェーン上のステーブルコインPYUSDの供給量はこのほど、イーサリアム(ETH)ブロックチェーン上の供給量を上回った。

PYUSDは、決済大手会社ペイパルが発行する米ドル連動型の暗号資産(仮想通貨)だ。

供給量の内訳は、イーサリアムが3億5700万ドル、ソラナが3億7700万ドルだ。

ソラナ展開からわずか3ヶ月

同通貨は、商取引と決済に利用されるデジタル資産を目指し、2023年8月にイーサリアム上にローンチされた。その後、供給量はローンチから2023年末までに2億3000万ドルまで伸びた。

2024年5月にはソラナ上に展開され、ソラナ上の同通貨の供給量は740%増加している。

イーサリアムとソラナを合わせた同通貨の時価総額は、執筆時点で7億3600万ドル(約1080億円)を超えている。

ソラナ供給増加の背景

同通貨の成長は、主にソラナ基盤の分散型金融(DeFi)が提供する報酬率の高さが要因の1つと考えられている。

Kamino Finance、Drift Protocol、MarginFiなどのDeFiユーザーは、プラットフォームへ同通貨を貸し出すことで、約20%前後のAPY(年間利回り)を獲得できる。

一方、イーサリアム基盤のDeFiの1つであるAaveは、PYUSD貸出利回りがわずか数%となっている。

そのようなソラナ基盤のDeFiへ同通貨を貸出するユーザーが増えたことで、今回の結果がもたらされたと考えられている。

ステーブルコイン市場全体も成長

ステーブルコイン利回りの増加は、ソラナ上でステーブルコイン需要の増加と関係している。

ソラナはミームコイン活動が活発化しており、分散型取引所(DEX)の取引量が伸びいている。7月には、ソラナ上のDEX取引量がイーサリアムを上回った。

ソラナ、7月のDEX取引量でイーサリアム上回る|ミームが牽引

これにより、ステーブルコインを借入するユーザーが増加し、利回りが増加したと考えられる。

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