ソラナが革新的なハッシュ技術を発表、処理速度の大幅向上へ

ソラナ(SOL) BTC +0.84%開発チームは7日、ネットワークのスケーラビリティ向上を目指す新たなハッシュシステムの提案を発表した。
SIMD-215:革新的なハッシュシステムの詳細
提案されたSIMD-215は、格子ベースの準同型ハッシュ関数を採用している。この新システムは、ユーザーアカウントの検証と追跡方法を効率化し、数十億規模のアカウント処理を可能にすることを目指している。
ソラナ・ラボのアナトリー・ヤコベンコ共同創設者は、現在のシステムにおける「状態成長問題」を指摘。
新規アカウントの作成時には一意性の確認が必要であり、これが現行システムでは多大な計算リソースを必要としているという。
新システムがもたらす処理効率の革新
アカウンツ・ラティス・ハッシュと名付けられた新提案は、即時検証を可能にし、全アカウントの状態を再計算する必要性を排除する。
変更のあったアカウントのみを処理することで、システム全体の効率を大幅に向上させる。
暗号資産研究会社のRepublik Labsは、この手法を家の掃除に例えている。毎日家全体を掃除するのではなく、散らかった部屋だけを整理する方式だと説明している。
開発者数の急増とネットワーク活性化
Electric Capitalの12月12日の報告によると、ソラナは2024年に7625人の新規開発者を獲得し、イーサリアムの6456人を上回った。特にアジアでの開発者活動が顕著に増加している。
DeFiLlamaのデータによれば、先月のソラナの分散型取引所(DEX)取引高は1130億ドルを記録。イーサリアムの789億ドルを大きく上回り、アルトコイン市場における存在感を示している。
次世代プラットフォームとしての展望
新ハッシュシステムの実装により、ソラナは大規模採用に向けた技術基盤を強化する。特にDeFi分野での活用が期待され、ブロックチェーン技術の実用化に向けた重要な一歩となる可能性がある。
今後は新システムの実装と検証が進められ、より多くのユーザーと開発者の参加が見込まれる。ソラナは技術革新と開発者コミュニティの拡大を通じて、次世代の仮想通貨プラットフォームとしての地位を確立しようとしている。
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