ソラナ、一時9%急騰|SOLベースのミームコインが上昇後押し

ソラナ(SOL)の価格は24日、暗号資産(仮想通貨)市場が回復する中、9%上昇し一時的に144ドルに到達した。
ソラナの価格とミームコインの連動
ソラナ(SOL)の価格急騰は、単なる市場回復に留まらない要因に支えられている。
特に、ソラナネットワーク上のミームコインの動向が大きな影響を及ぼしていると推測される。
例えば、ソラナベースのミームコインであるファートコイン(FARTCOIN)は、3月21日から24日にかけて最大77%上昇し、0.62ドルに到達。約6週間ぶりの高値を記録した。
さらに注目すべきは、ドナルド・トランプ氏が3月24日(日)、Truth Social上で自身の公式ミームコイン「トランプコイン(TRUMP)」を「最高」と称賛したことだ。
この発言を受け、同トークンは取引量が急増し、10%の上昇を見せた。
こうしたミームコインの動きが市場心理を刺激し、ソラナエコシステム全体に波及した可能性が高い。
しかし、この上昇を支える背景には、市場の過熱感も指摘される。
デジタル資産分析企業Amberdataのデリバティブディレクター、グレッグ・マガディーニ氏が、「市場が強気に傾くと、トレーダーは先物やオプションを活用してレバレッジをかけた『超ロング』ポジションを構築する」と分析。
一方で、「薄い資本で支えられたポジションは急落に脆弱」と警告しており、現在の勢いが持続するかは不確実だ。
短期的な楽観ムードと長期的なリスクが交錯する中、ソラナの価格動向は、ビットコインの現物需要とミームコインの投機的動きが複雑に絡み合った結果と結論づけられる。
市場は今後、こうした要因のバランスを見極める局面に差し掛かっている。
【3月25日最新】ソラナ(SOL)の価格分析

2024年11月からビットコインの強気相場に引きずられ、ソラナは一時的な上昇を見せた。
しかし、2025年1月以降、弱気相場の影響で価格は下落に転じ、特に1月下旬以降の急激な価格の下落が目立つ。
2024年の上昇分をほぼ帳消しにする形となり、市場心理が冷え込んでいることがわかる。
週足チャートでは、現在の価格が100週移動平均線付近で反発している。
この水準は短期的なサポートとして機能しており、115~120ドル付近でしっかりと反発が確認できれば、価格は中長期的に上昇する可能性がある。
ただし、100週移動平均線を週足実体で下抜けるような動きがあれば、売り圧力が強まり、次のサポートである80ドル付近までの下落リスクが高まる。

日足チャートでは、2月上旬に形成されたデッドクロスが短期的な売り圧力を強化。
3月11日に112ドルで一時的な反発が見られたものの、依然として売りトレンドは継続中で、直近高値152ドルを日足実体で突破するまでは、調整の警戒が必要だ。
もし、110~120ドル付近で反発が確認できれば、上昇に転じる可能性も残るが、慎重な判断が求められる。
ソラナ(SOL)相場の展望
- 週足にて115~120ドルで強いサポートが確認できれば、中長期的な上昇の可能性が高い。
- 100週移動平均線を下抜けると、80ドル付近までの下落リスクが生じる。
- 日足実体で直近高値152ドルを超えるまで、短期的な上昇トレンドには警戒が必要。
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