RWA特化チェーン「Plume Network」、メインネット公開へ

実物資産(RWA)のトークン市場に特化したブロックチェーンプラットフォーム「Plume Network」は6日、パブリックメインネット「Plume Genesis」を正式にローンチした。
同プラットフォームは、ローンや債権、機関投資家向け資産などの従来の金融商品をトークン化し、分散型金融(DeFi)エコシステムに統合することを目的としている。
200以上のプロジェクトが展開
Plume Networkは、アルファ版の運用期間中に15億ドルのオンチェーン資本活用を達成した。メインネットの開始時点では、1億5000万ドル相当のトークン化されたRWAが組み込まれている。
同ネットワークは、すでに200を超えるエコシステムプロジェクト(DeFiなど)を抱えており、プラットフォームの多様性と拡張性を示している。
今回のメインネットでは、RWAトークンが暗号資産(仮想通貨)ネイティブ資産と同様に機能し、レンディングやイールドファーミング、レバレッジ取引などの活動が可能となる。
またユーザーは、「Plume Portal」を通じてポジションを管理し、PLUMEトークンをガス支払いやステーキング、ガバナンスに活用できる仕組みだ。
大手機関投資家との提携も
Plume Networkは、ブラックストーン、インベスコ、Curve、Morphoなどの大手企業や主要DeFiプロトコルとの戦略的提携を実現している。
これらの提携により、従来の金融機関とブロックチェーン技術の架け橋となる役割を果たしている。
同プロジェクトは、シリーズA資金調達で2000万ドルを調達し、メインネットローンチ前には40億ドルのエコシステム資産を確保していた。
今後の展開として、Plume Networkはアート作品、貴金属、ウラン、トレーディングカードなど新たなRWAカテゴリーの導入を計画している。
この取り組みにより、同社はブロックチェーンベースの資産トークン化という業界トレンドにおいて重要なプレーヤーとしての地位を確立している。