仮想通貨ハッカー、ETH暴落で1.7万枚購入|約57億円相当

イーサリアム(ETH)
最終更新日:
News Editor and Writer
News Editor and Writer
Eiji M.
筆者について

CryptoNews...

監修:
仮想通貨ジャーナリスト
Naoki Saito
筆者について

...

最終更新日:
Cryptonewsを信頼する理由
Cryptonewsは、10年以上にわたる暗号資産(仮想通貨)の報道経験に裏付けされた、信頼に足る洞察を提供しています。経験豊富なジャーナリストやアナリストが、深い知識を駆使し、ブロックチェーン技術を実際に検証しています。厳格な編集ガイドラインを遵守し、仮想通貨プロジェクトについて、正確かつ公正な報道を徹底しています。長年の実績と質の高いジャーナリズムへの取り組みにより、Cryptonewsは暗号資産市場の信頼できる情報源となっています。会社概要も併せてご覧ください。
広告開示私たちは、読者の皆様に対し、完全な透明性を提供することを重要視しています。当サイトの一部のコンテンツにはアフィリエイトリンクが含まれており、これらのリンクを通じて発生した取引に基づき、当社が手数料を受け取る場合がございます。

過去に大規模なセキュリティ事件を引き起こしたハッカーが5日、イーサリアム(ETH)価格の急落を利用して約1.7万ETH(執筆時点で約57億円相当)を購入した

このハッカーは2022年にNomadのクロスチェーンブリッジを攻撃し暗号資産(仮想通貨)を不正に引き出した。

Xで共有された情報によると、ハッカーは3975万DAI(約56億円)を使用して16892ETHを取得したという。

この購入は仮想通貨市場全体が急落する中で行われた。イーサリアム(ETH)は24時間で19%下落し、2356ドル(約33万6000円)で取引されている。一方、ビットコイン(BTC)も10%下落し、54207ドル(約772万円)で推移している。

Nomadブリッジ攻撃は2022年8月に発生し、クロスチェーンプロトコルの脆弱性を突かれ、約1億9000万ドル(約271億円)相当の仮想通貨が不正に引き出された。この事件は、分散型金融(DeFi)プロトコルのセキュリティリスクを浮き彫りにし、堅固なセキュリティ対策の必要性を強調した。

市場急落と大手企業の動向

市場の急落を受けて、一部の投資家は割安な価格で仮想通貨を購入する機会と捉えている。しかし、大手企業の動きも市場に影響を与えている。

Jump Tradingの仮想通貨部門であるJump Cryptoは、同日、大量のイーサリアムをBinanceやOKX、Bybit、Coinbase、Gateioなどの中央集権型取引所(CEX)に送金した。この動きは、同社のイーサリアム資産管理の変更を示唆しており、仮想通貨ポートフォリオの再構築や市場の変化を見越した動きと推測される。

Nomadブリッジ攻撃の影響と今後の展望

今回のハッカーによる大量購入は、仮想通貨市場の不安定さを示すと同時に、セキュリティ侵害による影響が長期にわたることを示している。投資家は市場の変動に注意を払いつつ、プロジェクトのセキュリティ対策にも注目する必要がある。

個人投資家にとっては、市場の急落時こそ冷静な判断が求められる。価格下落を利用した購入を検討する際は、プロジェクトの信頼性や長期的な成長性を十分に評価することが重要だ。また、分散投資やリスク管理を徹底し、市場の変動に備えることが賢明である。

注目記事

ニュース
重要なお知らせ: BYDFi、永続取引システムのアップグレード完了!
Ikkan Kawade
Ikkan Kawade
2025-01-17 01:02:39
Industry Talk
ビットコイン急落シナリオの投資戦略、今注目すべき3銘柄
Takayuki Arasaki
Takayuki Arasaki
2025-01-08 19:40:09
Crypto News in numbers
editors
筆者リスト + 66人
200万人+
月間読者数
250+
ガイド、レビュー記事
8年
サイト運営年数
約70人
国際的な編集チーム