メルカリ、イーサリアム(ETH)取引サービス開始
フリマサービス大手メルカリの子会社であるメルコインは21日、暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)の取り扱いを開始した。
同サービスのユーザーは、金融機関からチャージした残高やメルカリで不用品を売って得た売上金(またはポイント)を利用して、イーサリアムを購入(1円〜)できるようになった。
購入は、メルカリの「マイページ」→「イーサリアムを選択」→「金額入力」という流れで完了となる。
ビットコイン取引サービスの利用者数は200万人突破
同サービスは2023年3月、ビットコイン(BTC)の取引サービスを開始した。
利用者数は、約1年で200万人を突破している。
また2月から、メルカリでの商品購入時にビットコインを決済通貨として使用できる機能を提供開始し、3月6日から約1ヶ月でビットコイン決済が10万回を突破した。
ただしビットコインの入出庫(外部ウォレットへの送金等)は、執筆時点で対応していない。
同サービスのビットコイン取引サービスの利用者が増える中で、ユーザーからはビットコイン以外の仮想通貨も取引したいという意見があったという。
その中でも、仮想通貨の時価総額ランキングで2位に位置するイーサリアムは、特に要望が多かったという。
将来的には、イーサリアムネットワークが提供するスマートコントラクト等の技術を使った新たな経済の循環を作ることを計画している。
現物ETF承認の期待感高まるETH
イーサリアム(ETH)はこのほど、米国で現物イーサリアムETFが承認される可能性が浮上したことが影響し、10%以上の高騰を見せている。
同通貨の価格は、執筆時点で3700ドル付近を推移している。
これは、現物ビットコインETFが承認され(1月)、ビットコインの半減期(4月20日)が迫っていた3月半ばの水準となっている。
現物イーサリアムETFの可否を下す米国証券取引委員会(SEC) による決定は、5月23日に行われる予定となっている。
イーサリアム、過去24時間で10%以上急騰|ETF承認の期待高まる