大手マイニング企業がビットコイン大量購入|相場下落も強気姿勢

マイニング大手の米MARA Holdings社は18日、15.74億ドル(約2464億円)相当となる15,574BTCを購入した。
ゼロクーポン債による大規模な資金調達
MARA raised $1.925 billion from 0% convertible notes in November and December. Using the proceeds from its zero-coupon convertible notes offerings, MARA has acquired 15,574 BTC for ~$1.53 billion at ~$98,529 per #bitcoin and repurchased ~$263 million in aggregate principal amount… pic.twitter.com/ycGRk9BYfv
— MARA (@MARAHoldings) December 19, 2024
MARA Holdings社は11月と12月に総額19.25億ドル(約3015億円)のゼロクーポン転換社債を発行した。この資金を活用し、1BTCあたり約98,529ドル(約1543万円)でビットコイン(BTC)を購入。
同社は既存の2026年満期転換社債約2.63億ドル(約412億円)分の買い戻しも実施した。残りの資金は追加のビットコイン購入に充てる方針だ。
保有量が4万BTCを突破
今回の大規模購入により、MARA社の暗号資産(仮想通貨)保有量は44,394BTCに達した。現在の市場価格(約10万ドル/約1566万円)で換算すると、保有額は44.5億ドル(約6972億円)となる。同社のBTC利回り(BTC Yield)は第4四半期で22.5%、年初来で60.9%を記録している。
業界全体で積極投資の動き
マイニング業界では他社も積極的な投資を展開している。Hut 8社は990BTCを約1億ドル(約157億円)で購入し、保有量を10,096BTCまで増やした。
Riot Platforms社も5.1億ドル(約798億円)相当のビットコインを取得した。企業の中で最大の保有者であるMicroStrategy社は15,350BTCを追加購入し、保有量は43.9万BTCに達している。
今後の展望と市場への影響
MARA社の転換社債は株価に対して40%以上のプレミアムで発行され、投資家からの強い信頼を示している。
ただし、発表後の株価は5%下落しており、市場は慎重な姿勢を示している。マイニング企業による大規模な投資は、機関投資家としての存在感を高めており、今後のビットコイン市場への影響が注目される。
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