イーサリアム3,500ドルに到達|4カ月ぶりの高値を記録
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私たちは、読者の皆様に対し、完全な透明性を提供することを重要視しています。当サイトの一部のコンテンツにはアフィリエイトリンクが含まれており、これらのリンクを通じて発生した取引に基づき、当社が手数料を受け取る場合がございます。イーサリアム ETH -3.35%は25日、3,500ドルに到達し、7月21日以来約4カ月ぶりの高値を記録した。
今回の価格上昇の背景には、クジラ投資家の大規模なETH蓄積などの関連ニュースがある。
イーサリアムの最近の動向|他仮想通貨を凌ぐパフォーマンス
記事執筆時点で、イーサリアムは一時的に3,420ドル付近まで下落したが、日中では3.6%、1週間では11.4%の上昇を記録。時価総額トップ5の暗号資産(仮想通貨)の中で最大の週間上昇率となった。
過去1年間、イーサリアムは他の仮想通貨と比較して成長が鈍いこともあった。
例えば、年初来のETH価格上昇率は49%に留まる一方、ビットコイン(BTC)は133%、ソラナ(SOL)は150%上昇。
しかし、今回の上昇では競合通貨を上回る結果となり、過去24時間でETHが3.6%上昇する中、ビットコインは1%、ソラナは1.4%の上昇に留まった。
クジラの動きと市場の楽観ムード
クジラ投資家による大量のETH蓄積も、今回の価格上昇の主要因だ。
Etherscanのデータでは、大口ウォレットが取引所からETHを引き出す動きが増加している。例えば、あるウォレットはバイナンスから14,632 ETH(約4550万ドル)を引き出した。また、Krakenからも新規ウォレットが合計6,000 ETH(約1870万ドル)を引き出している。
これらの動きは、クジラ投資家がETHの将来を楽観視し、売却圧力を軽減した結果と考えられる。
さらに、オンチェーンデータによれば、特に大口ETH保有者の活動が増加しており、市場の方向性を見据えた戦略的ポジショニングが行われていることが示唆されている。
ETFとDencunアップグレードに注目
イーサリアムの価格上昇は技術革新や規制の進展とも関連している。特に注目されるのが、Dencunアップグレードだ。
このアップグレードでは、取引コストやネットワークスループットといった主要課題が改善され、イーサリアムのブロックチェーン内での利便性と優位性がさらに高まる。
また、毎年2-3月に開催されているイーサリアム開発者会議「Ethereum Denver」も、投資家心理を押し上げる要因となっている。