AIリング開発CUDIS、ソラナでトークン公開とエアドロ実施

分散型科学(DeSci)ヘルススタートアップのCUDISは5日、ソラナ SOL +1.85%で暗号資産(仮想通貨)CUDISをローンチした。
CUDISトークンの総供給量は10億枚で、5,000万枚(5%)が早期ユーザーに仮想通貨エアドロップが実施された。長期的なエンゲージメント促進のため、今後も追加のエアドロップが計画されている。
同トークンは、バイナンス、バイビット、ビットゲットなど主要取引所への上場も果たしている。
ソラナ基盤のAIスマートリング開発
CUDISは、CUDIS Ringと呼ばれるAIスマートリングを開発しており、心拍数、睡眠、歩数などの指標を追跡し、個人向けのフィットネス洞察を提供するAIコーチングプラットフォームを提供している。
ユーザーの健康データは、ソラナブロックチェーン上に安全に保存され、データの完全な所有権を維持できる。
ソラナの高速かつ低コストな取引機能により、連続的な健康データ処理とリアルタイムAI分析に必要なスケーラビリティを実現する。
2024年5月以降、2万台のウェアラブルデバイスを販売し、103カ国で20万人以上のユーザーを獲得している。
今回ローンチおよびエアドロップされたCUDISトークンは、データ共有やフィットネス目標の達成などのプラットフォーム活動に対するユーザー報酬として提供される。
健康データの「民主化」へ
CUDISは従来の中央集権的な健康システムに挑戦し、ユーザーにデータの主権とトークンによるガバナンス決定への参加権を付与する。
匿名化されたデータの収益化により、ユーザーはトークンを獲得できる仕組みも導入されている。
同社のロードマップによると、2025年第1四半期にはセンサーを拡張したRing V2のリリース、第2四半期にはAIコーチングサブスクリプションの開始が計画されている。
CUDIS Ringの早期販売では、第一弾、第二弾ともに完売。現在は、早期TGEアクセスとエコシステム特権を提供する限定500ドルのパイオニアパッケージを3,000ユニット販売している。
同社のエディソン・チェンCEOは、トークンローンチがコミュニティ参加を活性化する「新たな出発点」であり、エコシステムの改良にユーザーフィードバックを優先すると強調した。