サークル社USDC、日本とUAEで承認獲得|仮想通貨投資に影響

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米ステーブルコイン発行企業のサークル社は、同社が発行する暗号資産(仮想通貨)USDCが日本とアラブ首長国連邦(UAE)で規制当局の承認を獲得したことを発表した

この承認により、USDCは両国でより広範な利用が可能となり、グローバルなステーブルコインの採用拡大に向けた重要な一歩となる。日本では金融庁、UAEではドバイ仮想通貨取引所規制当局(VARA)がそれぞれUSDCの利用を認可した形だ。

USDCは米ドルと1:1で価値が連動するステーブルコインで、仮想通貨取引や国際送金などの用途で広く利用されている。今回の規制当局からの承認は、USDCの信頼性と法的地位を高める重要な進展といえる。

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日本とUAEでの承認の意義

日本は世界有数の経済大国であり、仮想通貨規制においても先進的な取り組みを行ってきた。厳格な審査基準が知られる日本での承認獲得は、USDCの信頼性を大きく高める効果がある。

一方、UAEは中東地域における金融ハブとしての地位を確立しつつあり、仮想通貨産業への投資を積極的に推進している。両国での承認は、アジアと中東という重要な市場でのUSDCの浸透を加速させる可能性が高い。

サークル社の最高責任者は「グローバル金融システムにおけるデジタル資産の役割拡大に向けた重要な一歩だ」とコメントしている。

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USDTとの競争激化と市場への影響

この動きは、現在ステーブルコイン市場で最大のシェアを持つテザー社のUSDTとの競争を一層激化させる可能性がある。USDTは時価総額で約940億ドル(約13兆8,180億円)、USDCは約320億ドル(約4兆7,040億円)と開きがあるものの、USDCは透明性と規制への積極的な対応で評価を高めている。

仮想通貨アナリストらは「規制当局の承認を得たUSDCは、特に機関投資家からの信頼を獲得しやすい」と指摘する。仮想通貨投資を行う機関投資家にとって、規制に準拠したステーブルコインの存在は重要な判断材料となる。

ステーブルコインは、仮想通貨市場の流動性提供や、法定通貨と仮想通貨間の橋渡し役として不可欠な存在となっている。USDCの地位向上は、仮想通貨エコシステム全体の安定性と信頼性向上にも寄与する可能性がある。

今後は、両ステーブルコインの利用状況や各国の規制対応について、市場関係者の注目が集まることになりそうだ。

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