ビットコイン、7万ドル台へ急落|投資家のリスク回避姿勢強まる
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ビットコイン(BTC)の価格は28日、24時間比で7%安を記録し、7万ドル台への急落に見舞われた。
選挙後の楽観からリスク回避へ
ビットコインは、史上最高値から26%下落し、80,000ドルを下回った。この下落は、市場全体のリスク回避ムードが暗号資産(仮想通貨)市場に圧力をかけ続けた影響とみられる。
特に、トランプ大統領のメキシコ、カナダ、中国など主要貿易相手国に対する関税導入案により、経済減速への懸念が強まった。これにより大統領選後の楽観的な見方は後退し、投資家心理は急速に冷え込んだ。
また、ビットコインETFからの大規模な資金流出は、機関投資家のリスク回避姿勢を明確に示した。この資金流出が市場全体の売り圧力を増幅させ、価格下落に拍車をかけた。
信頼の揺らぎと市場の脆弱性
仮想通貨市場は、規制の進展や技術的な改善にもかかわらず、依然として信頼性の問題を抱えている。
各国議会は仮想通貨における規制の枠組み作りを進めているものの、セキュリティ問題や詐欺行為が頻発し、消費者の信頼回復には至っていない。LIBRAコインのスキャンダルは、投資家の信頼を大きく損なう要因となった。
サイバーセキュリティの脆弱性も深刻である。最近では、仮想通貨取引所Bybitが攻撃対象となった事例が話題となった。アメリカン大学ワシントン法科大学院のヒラリー・アレン教授は、規制があっても従来の金融規制ほどの保護はないと指摘している。
これらの要因が複合的に作用し、仮想通貨市場の総時価総額は3兆ドルを下回り、昨年11月以来の低水準を記録した。
【2月28日最新】ビットコイン(BTC)の価格分析
ビットコインは、2024年11月の米大統領選などの影響を受け、本格的な上昇を開始した。

2023年10月、ビットコインの週足チャートにおいて、移動平均線のゴールデンクロスが形成された。
このゴールデンクロスは長期的な上昇トレンドの兆しとされ、ビットコインはその後、3万ドル台から急騰し、10万ドル台を超えた。急騰幅は3倍以上に及び、市場は大きな期待を寄せた。
しかし、2024年12月と2025年1月にかけて、ビットコインは10.8万ドル、10.9万ドルを記録した後、11万ドル台への上昇は抑制された。
この動きにより下落を暗示するダブルトップが形成され、上値の重さが意識された。また、20週移動平均線を下回る状況が続いており、短期的な売り圧力が強まっている。
現在の価格水準である7.9万ドル付近には主要なサポートが存在しない。下落トレンドは継続しており、100週移動平均線との乖離も縮小していることが懸念材料となる。
次なるサポート価格は6.7万ドル付近であり、そこまでの下落が続く可能性が高い。

日足チャートにおいても、2月に入り、20日移動平均線と100日移動平均線のデッドクロスが発生。これにより、短期的な下落トレンドが強まった。
さらに、8.9万ドルのサポートゾーンを下回ったことで、売り圧力が一層強化されている。しばらく続くと予想される売り圧力には注意が必要だ。
ビットコイン相場の展望
- 週足チャートのダブルトップ形成とデッドクロスが数ヶ月スパンの下落リスクを示唆。
- 先週に引き続き下落トレンドが継続する可能性が高い。
- 6.7万ドル付近が次の重要なサポート価格。ここでの反転が上昇のカギとなるか。
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