「ビットコインは調整より先に11万ドルへ到達」BitMEX創業者

暗号資産(仮想通貨)取引所BitMEXのアーサー・ヘイズ共同創業者氏は24日、ビットコイン BTC -0.83%が7万6500ドルで調整を迎える前に11万ドルまで上昇する可能性があるとの見解を示した。
また、11万ドル到達後は、25万ドルに達するまで上昇を継続するという見解も付け加えた。
FRBの政策転換による影響
同氏によるこの予測は、米連邦準備制度(FRB)の政策転換、特に量的引き締め(QT)から量的緩和(QE)への移行を主な根拠としている。
量的引き締めから量的緩和への移行が実現すれば、金融市場全体の流動性が増加する。これにより、ビットコインを含む仮想通貨への需要が高まる可能性がある。
また、インフレが「一時的」と見なされるようになれば、投資家はインフレの影響を受ける他の投資よりもビットコインを安全な資産と見なす可能性がある。
さらに、グローバルな流動性の増加も、ビットコイン価格上昇の重要な推進力になると予想されている。
25年末までに25万ドルへ
同氏は以前から、ビットコインが2025年末までに25万ドルにまで上昇する可能性があると述べている。
この見方は、各国政府がさらなる通貨発行を続けるという信念に根ざしており、それが従来の通貨の価値を下げ、供給量が限られているビットコインの価値を高めると考えている。
さらに、機関投資家の参入や上場投資信託(ETF)投資の増加により、市場で流通するビットコインの供給が減少し、価格上昇につながるとしている。
ビットコインが最近8万6000ドルを超えたことも、同氏の強気な見通しを裏付けている。
ビットコインの変動リスク
しかし、同氏は同時に、ビットコインとは歴史的な価格変動を伴う資産であることを踏まえ、調整の可能性も認めている。
より高い価格レベルに達する前に、一時的に7万6500ドル程度まで下落する可能性も示唆している。
仮想通貨市場の著名な識者による今回の予測は、投資家たちの間で重要な参考材料となっている。ただし、仮想通貨投資には高いリスクが伴うため、専門家の予測を参考にする際も慎重な判断が求められる。
最先端の仮想通貨ウォレット






