4月第3週の仮想通貨|ホルムズ海峡再開でBTCが7.8万ドル突破、DAT関連株も急騰

暗号資産(仮想通貨)市場は17日、中東の地政学的リスク後退を受けて、ビットコイン BTC 0.60%が一時7万8000ドルを突破。関連銘柄も急騰した。
ホルムズ海峡再開でリスク資産に資金流入
イランのアラグチ外相は、イスラエルとレバノンの10日間にわたる停戦期間中、ホルムズ海峡をすべての商業船に対して完全に開放すると発表した。
トランプ米大統領もSNSを通じて再開を確認し、商業と通行の準備が整ったと述べている。ただし、完全な合意に至るまで、米海軍によるイランの港湾封鎖は継続される見通しだ。
ホルムズ海峡は世界の石油貿易の約20%を担う重要な海上交通路として知られる。
米国とイランの緊張や軍事行動を背景に、3月中旬から続いていた閉鎖が約7週間ぶりに解除された。長期的な原油供給不足に対する市場の懸念が大きく後退した形だ。
原油価格は9〜13%急落し、1バレル79〜89ドルまで下落している。
原油価格の大幅な下落はインフレ圧力を和らげ、経済の安定に対する投資家の信頼を高めた。安全資産として買われていたコモディティから、株式や仮想通貨などのリスク資産への資金移動が加速している。
米国の主要株価指数は1〜1.5%上昇し、過去最高値を更新する動きを見せた。
ビットコイン高騰とDAT関連株の動向
仮想通貨市場も株式市場と同様に強い上昇を見せた。ビットコインは2月上旬以来初めて、一時7万8000ドルを上回った。
また、イーサリアム(ETH)などの主要銘柄も連れ高となっている。
米国のイラン封鎖は継続しているものの、トランプ大統領が合意間近という楽観的な見方を示したことが、市場全体の安堵感を広げる要因となっている。
ビットコインの価格上昇に伴い、DAT(デジタル資産準備金)関連株も急騰した。国内ではメタプラネットなどがその代表例として注目を集めている。
一方で、海運市場には慎重な姿勢も残っている。海峡の安全な航行や保険に関する問題が未解決のため、船主らは完全な交通再開を見合わせている状況だ。
欧州主導の40カ国以上の連合は17日にパリで会合を開き、戦争終結後の機雷除去や護衛任務の計画を進めている。持続的なアクセス確保に向けた国際的な取り組みが続いている。