スイのWalrusがメインネット公開、エアドロップ請求もスタート

スイ SUI +5.53%ブロックチェーンを基盤とした分散型データストレージネットワーク「Walrus」は27日、メインネットを正式にローンチした。
また、Walrus Airdropの非代替性トークン(NFT)保有者向けに、暗号資産(仮想通貨)エアドロップの請求も開始させた。
分散型ストレージネットワークWalrus
Walrus Protocolは、スイブロックチェーン上に構築された分散型データストレージネットワークだ。
パーミッションレス(許可不要)かつトラストレスな環境でデータを保存できることを目指している。
スイブロックチェーンとの統合により、高速かつ低遅延のデータ処理能力を実現。これにより、プロトコルの信頼性と持続可能性も向上が期待できる。
同プロトコルは以前、アンドリーセン・ホロウィッツ(a16z crypto)やエレクトリック・キャピタル(Electric Capital)を含む著名な投資家から1億4000万ドル(約2114億円)の資金調達にも成功。
IPFS、ファイルコイン、アーウィーブなどの既存の分散型ストレージソリューションと競合することになる。
WALトークンのエアドロップ請求開始
Walrusの正式なメインネットローンチにより、ユーザーは同プロトコルの提供する環境下でデータを保存できるようになった。
同プロトコルのネイティブトークンであるWALは、総供給量が50億枚。コミュニティ助成金、コア貢献者、エアドロップ、ストレージコスト補助金などへの割り当てが含まれている。
また、WALトークンの43%がコミュニティ助成金と開発者インセンティブに充てられている。
3月10日のスナップショットに参加したWalrus AirdropのNFT保有者は、開設された請求サイトからトークンを請求できる。
配布開始当初、Sui Walletを使用したエアドロップの請求に問題があったが、これらの問題はほぼ解決されたという。
WALトークンは今後、分散型ストレージの利用料として機能するだけでなく、ガバナンスにも関わる重要な役割を担う。
最先端の仮想通貨ウォレット






