米ビットコイン現物ETF、6日連続の純流入記録で4億ドル突破か

米国のビットコイン(BTC)現物ETFは17日、4億1220万ドルの純流入を記録し、6営業日連続のプラスとなった。
連続流入により、過去6日間の累計流入額は18億ドルを超えた。
すべてのビットコイン現物ETFの総純資産は1325億ドルに達し、ビットコイン市場全体の6.13%を占める規模となっている。
ブラックロック主導の堅調な資金流入
この日の資金流入を主導したのは、ブラックロック社のiShares Bitcoin Trust ETFである。
同ETFは単体で2億6660万ドルを集め、市場での優位性を改めて示した。
IBITの累計資産額は500億3000万ドルに達している。
フィデリティ社のWise Origin Bitcoin Fundも8296万ドルの純流入を記録し、堅調な動きを見せた。
一方で、グレイスケール社のGrayscale Bitcoin Trustは1284万ドルの純流入に留まった。
地政学リスク下でも続く機関投資家の信頼
今回の連続的な資金流入は、中東情勢の緊張が高まる中で起きている。
この事実は、機関投資家が短期的な市場の変動よりも、長期的な資産としてのビットコインの位置付けを重視していることを示している。
暗号資産(仮想通貨)分析会社クロノス・リサーチによると、マクロ経済環境が変化する中で、ビットコインがヘッジ資産としての信頼を高めているという。
ビットコイン現物ETFという規制された金融商品を通じて、機関投資家が容易に仮想通貨への購入を行えるようになったことが、価格変動に関わらず資金流入を後押ししている要因と考えられる。
17日の取引高は31億2000万ドルに達し、市場の関心が依然として高い水準にあることを裏付けた。
設立からの総累計流入額は460億4000万ドルに達しており、機関投資家の関心がより広範な新しい仮想通貨市場に拡大する兆しも見せている。
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