トランプ政権、DeFiの成長推進か|ビットコインの存在が肝に
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私たちは、読者の皆様に対し、完全な透明性を提供することを重要視しています。当サイトの一部のコンテンツにはアフィリエイトリンクが含まれており、これらのリンクを通じて発生した取引に基づき、当社が手数料を受け取る場合がございます。暗号資産(仮想通貨)サービスRedStoneのマルシン・カジミェチャクCOOはこのほど、ドナルド・トランプ次期大統領が率いる新政権が、「分散型金融(DeFi)をニッチから主流に押し上げる可能性がある。」と述べた。
同氏は、トランプ政権が仮想通貨に優しい政策を採用し、規制障壁を緩和およびイノベーションの成長が促進さらることを期待しているという。
ビットコインの存在が肝に
同氏は、DeFiセクターの成長には、ビットコイン(BTC)の「価格高騰」と「ステーキング環境の発展」が重要になると指摘した。
BTC価格は、米大統領選挙でトランプ氏が勝利したことで、執筆時点までに1BTC=約9万3000ドルまでの上昇を見せている。
このような価格高騰は、DeFiサービスの活動増加を引き起こす傾向にあるという。
また同氏は、DeFiサービスの活動増加するにつれて、「BTCのステーキングが一般的(株式配当と同等くらい)になり、個人投資家から機関投資家まで幅広い投資家を引き付ける時代が到来する可能性がある。」と述べた。
BTCステーキングとは、BTCを投資することで、利回り収入の獲得を実現する仕組みだ。
DeFiセクターにおいては、「Babylon(バビロン)」や「Solv Protocol(ソルブ・プロトコル)」などが、すでに多くの預かり資産を集めている。
さらに、BTCが価値の保存と収入源になることで、長期保有が促進および売り圧力の軽減も期待できるという。
価格変動やトークン販売失敗が懸念材料に
ただし同氏は、BTC価格の変動性の高さやWLFIトークン販売の失敗などが、DeFiの成長促進の障壁となる可能性があることも指摘した。
価格の変動性においては、「トレーダーを引き付ける磁石であり、市場にとっては地雷原として機能し、保守的な投資家を思いとどまらせ、参加者の信頼を失わせる可能性がある。」と述べた。
また、トランプ一族が支援する仮想通貨サービス「World Liberty Financial(WLFi)」は、WLFIトークンの販売に苦戦している。
WLFiは、10月中旬よりWLFIトークンの初期販売をスタートさせたが、3億ドル(約450億円)の売上目標を大幅に下回っている。
これを受け、目標金額を3億ドルから3000万ドルに削減する動きも見せている。
この理由には、購入手続きの複雑さ、アクセスの制限、プロジェクトのウェブサイトの技術的問題などがあるという。