TON、クロスチェーン接続Axelarを統合|68チェーンと通信可に
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これによりTONは、Ethereum Virtual Machine(EVM)互換ネットワーク、Cosmos、Polkadotなど68のブロックチェーンと通信できるようになる。
またTON基盤のアプリも、Axelarの提供する技術を使って、複数のブロックチェーン上にアプリを展開できるようになる。
クロスチェーン相互運用プラットフォーム「MDS」
Axelarは、あらゆるブロックチェーン同士の安全な通信を提供するWeb3.0プロジェクトだ。バイナンスやコインベースなど大手暗号資産(仮想通貨)企業およびサービスも支援している。
同プロジェクトはすでに、EVM互換ネットワーク、Cosmos、Polkadotなどのエコシステムと接続している。
2024年後半には、ソラナ(SOL)、スイ(SUI)、XRPレジャー(XRPL)などとの接続も予定している。
そのようなあらゆるチェーンとの接続の基盤となっているのは、同プロジェクトが提供するクロスチェーン相互運用プラットフォーム「Mobius Development Stack(MDS)」だ。
今回TONは、MDSの「Interchain Amplifier(通信技術)」や「Interchain Token Service(流動性の分断防止技術)」を使用して統合を実施するという。
この動きにより、TONのスケーラビリティ向上や大量導入の機会促進などが期待されている。
TONの成長
TONチェーンは、月間9億5000万人を超えるテレグラムを起点としながら、エコシステム(特にゲーム)を急速に成長させている。
ネイティブトークンであるトンコイン(TON)は、執筆時点で時価総額が130億ドルを超えている。先日には、TONを保有するアドレス数が1億を突破した。
今後のビジョンとして、2028年までに5億人のユーザーが、デジタルID、データ、資産を所有できるようにすることを掲げている。
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