米テスラ、ビットコイン保有高が1500億円突破|BTC高騰下で

米電気自動車(EV)メーカーのテスラはこのほど、同社の保有するビットコイン(BTC)の評価額が10億ドル(約1500億円)を超えていることが分かった。
同社は執筆時点で1万1509BTCを保有しており、昨今の暗号資産(仮想通貨)市場の回復により、保有高が2024年初めから2倍以上に成長している。
また、同社の株価においても、過去1ヶ月で+49%以上の上昇を見せている。
2021年からビットコイン購入
同社は2021年2月、「さらなる多様化と現金収益の最大化のための柔軟性を高める」ことを目的に、当時の価値で15億ドル相当のビットコインを購入した。
その後、2022年初頭にBTC価格の下落を理由に75%の損失でビットコインを売却。このときに売却せずに残ったビットコイン量は、約1万1500BTCとなっていた。
ただし同社は先月、同社が保有するビットコインのほとんどを別アドレスへ移動した。これにより一部では、同社がBTCを売却しようとしているのではないかという噂が流れていた(その後の動きはない)。
同社は、米国に上場する企業の中で、マイクロストラテジー、マラ・ホールディングス、ライオット・プラットフォームズに次ぐ4番目のビットコイン保有企業となっている。
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ビットコイン価格が9万ドルに到達
同社のビットコイン保有高の高騰は、BTC価格が9万ドルに到達および10万ドルに向かう中で起きた。
ビットコイン価格は、「仮想通貨推奨派」として知られるドナルド・トランプ氏が2024年の米大統領選挙で勝利したことを理由に、最高値の更新を継続してきている。
同社を率いるイーロン・マスク氏においても、トランプ氏を支持する動きを見せている。
また、仮想通貨市場全体の時価総額においても3兆ドルを突破し、2021年11月に記録した最高値2.86兆ドルを上回った。
これは、イーサリアム(ETH)やソラナ(SOL)などのアルトコインの上昇が要因と考えられる。
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