ソニーのSoneiumがPlumeと提携、RWAトークンの利回り提供

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ソニー関連のブロックチェーン企業が手掛けるSoneiumは4月30日、Plume Networkとの提携を発表した。

この提携によりSoneiumユーザーは、トークン化された米国債やプライベートクレジットなどの現実資産(RWA)担保型の利回り商品にアクセス可能となる。

今回の提携は、トークン化されたRWAへの関心の高まりに応える動きで、Web3.0の利便性と機関投資家レベルの金融商品を組み合わせる狙いがある。

SoneiumとPlume Network

Soneiumは、ソニーのSony Block Solutions Labsが開発したイーサリアム(ETH)のレイヤー2ソリューションだ。

2025年1月にメインネットをローンチし、ゲーム、金融、デジタルIDシステムを統合し、Web3.0技術の普及を目指している。

Soneiumの既存ユーザー510万人に達しており、LINEのミニアプリやMoca NetworkのゲームIDシステムとも連携している。

一方Plume Networkは、RWAのトークン化に特化したパーミッションレスなブロックチェーンだ。

Plume Networkは、2024年後半に2,000万ドル(約28億6,000万円)の資金調達を完了しており、最近のApollo Globalからの投資も、伝統的金融(TradFi)業界におけるRWAトークン化への強い期待を示している。

技術的実装と今後の展望

今回の提携によってSoneiumは、Plume NetworkのRWAインフラと、LayerZero上に構築された相互運用プロトコル「SkyLink」を活用できるようになった。

SkyLinkのセキュアなブリッジング技術は、過去に問題視されたクロスチェーン転送の脆弱性に対処し、ブロックチェーン基盤の金融サービスへの信頼性を高めることが期待される。

技術的には、Plume上のRWAトークンはロックまたはバーン(焼却)され、SkyLinkを通じてSoneium上にミラーリングされる仕組みだ。

これにより、トークン化された米国債のような利回り商品を、Soneiumチェーン上で安全に利用することが可能になる。

Plume NetworkのCEOであるクリス・イン氏は、「実質利回り」がチェーン間でシームレスに流れることがRWA普及の鍵だと強調した。

また、Sony Block Solutions Labsの鈴木潤氏は、トークン化された利回りが金融のメインストリーム化への入り口になるとの考えを示した。

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