ソラナ、前日比で4%以上下落|FRB政策金利発表を控え

ソラナ(SOL)の価格は18日、前日比で4%以上の下落を記録し、一時的に123ドルを下回った。
FRB政策金利の影響
18日、暗号資産(仮想通貨)市場全体が下落する中、ソラナは主要仮想通貨の中でも大きな価格下落を見せた。
この動きの主な要因は、米連邦準備制度理事会(FRB)の政策金利発表を控えた市場の反応にある。
FRBが発表する「ドットプロット」は、政策金利の見通しを示す重要な指標となっている。
この「ドットプロット」に追加の利下げが示唆されれば、市場は再び活性化する可能性がある。
しかし、現時点ではFRBは慎重な姿勢を崩さず、市場の不確実性は依然として高い。このため、投資家心理が冷え込み、リスク資産への投資が控えめとなった。
また、市場アナリストのフアン・レオンは、「アルトコインのシーズンは、今年のパウエル議長の発言によって左右される可能性がある」と指摘。
パウエル議長の講演内容や、FRBの今後の政策決定に対する市場の注目が集まっている。
加えて、金利政策の変更だけでなく、米国経済の予測に対する不透明感や貿易政策の影響も市場に影響を与えている。
特に、米国の貿易摩擦がインフレ懸念を引き起こし、これが経済全体に与える影響が懸念される中、仮想通貨市場もその影響を受けている。
このようなマクロ経済的な不確実性が、ソラナをはじめとするアルトコインの価格変動を引き起こしていると推測される。
【3月19日最新】ソラナ(SOL)の価格分析

ソラナの価格は、2024年11月からビットコインの強気相場に引きずられ、上昇基調に入った。
しかし、2025年1月以降、弱気相場の影響を受け、価格は下落に転じた。
特に1月下旬から現在にかけては急激な価格下落が見られ、2024年の上昇分をほぼ帳消しにする形となった。
週足チャートにおいて、現在の価格は100週移動平均線上で反発しており、これは短期的なサポートとして機能している。
しかし、もし110ドル付近のサポートラインが維持できなければ、次のサポートレベルである80ドル付近まで下落するリスクも視野に入る。
100週移動平均線が示すサポートを、週足実体で下抜けててしまった場合、売りが加速する可能性が高い。

日足チャートにおいて、2月上旬に形成されたデッドクロスは、短期的な売り圧力を強化する要因となっている。
先週112ドルで一時的な反発を見せたが、売りトレンドは依然として解消されていない。
したがって、今週末にかけて再度110ドル付近まで下落する可能性が高い。
このサポートレベルで反発が確認できれば、じわじわと上昇に転じる展開も考えられるが、慎重な観察が必要だ。
ソラナ(SOL)相場の展望
- 110ドルのサポートが鍵。もしサポートラインが崩れれば、次のターゲットは80ドル付近。
- 110ドルでの反発が確認されれば、徐々に上昇基調に戻る可能性がある
- 短期的には売り圧力が強いため、下落リスクも考慮しつつ、反転の兆しを確認したい。
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