ゲーム企業SharpLink、4億2500万ドル調達でイーサリアム財務戦略を開始

米ゲームマーケティング企業のSharpLink Gamingは27日、4億2500万ドル(約6120億円)の資金調達を実施し、調達資金でイーサリアム(ETH)を主要な財務資産として購入すると発表した。
同社は約6910万株を1株当たり6.15ドル(約885円)で発行する予定で、29日に取引完了を見込んでいる。
イーサリアム共同創設者が主導する大型投資
今回の資金調達では、イーサリアムの共同創設者であるジョセフ・ルービン氏が率いるConsenSys Softwareが主要投資家として参加している。
他にもParaFi Capital、Electric Capital、Pantera Capitalなど暗号資産(仮想通貨)に特化したベンチャーキャピタルが投資に参加した。
取引完了後、ルービン氏はSharpLinkの取締役会長に就任予定で、同社のブロックチェーン技術統合戦略を主導する。これにより、SharpLinkは従来のゲーミング事業にブロックチェーン技術を本格的に組み込む方針を明確にした。
企業財務戦略の大幅転換
SharpLinkは調達資金を主にイーサリアムの購入に充て、従来の法定通貨準備金に代わる主要財務資産として位置付ける。この戦略転換は、企業によるデジタル資産の財務活用が拡大する中で注目されている。
発表前の同社の時価総額は450万ドル(約6億4800万円)未満だったが、今回の資金調達により大幅に増加する見通しだ。また、同社の公開株式は62万682株と限定的で、27日の取引量は2800万株を超え、平均的な取引量の約126倍に達した。
この動きは、ゲーミング業界における暗号資産統合の新たな事例として、業界関係者の注目を集めている。分散型金融(DeFi)プロトコルとの連携により、分散型金融(DeFi)分野でのゲーミング体験の革新も期待されている。
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