SEC承認の利息付きステーブルコイン登場|米初のYLDSに注目

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米証券取引委員会(SEC)は20日、Figure Markets社が開発した利息付きステーブルコイン「YLDS(ワイエルディーエス)」を証券として正式承認した。

暗号資産(仮想通貨)市場において、規制対応型の新たなステーブルコインの誕生に注目が集まっている。

YLDSが米初の規制対応型ステーブルコインに

米企業Figure Marketsが開発したYLDSは、米国初となる規制当局承認の利息付きステーブルコインとなる。2023年10月のSEC申請から約4カ月の審査を経て、証券としての登録が認められた。

元SoFi最高経営責任者(CEO)のマイク・キャグニー氏が率いる同社は、Provenanceブロックチェーン上でYLDSを運用。プライムマネーマーケットファンドを担保資産として活用し、透明性の高い運営を目指している。

日次利息と24時間取引に対応

YLDSの特徴は、保有者に対する日次での利息発生にある。SOFR(担保付翌日物調達金利)から50ベーシスポイントを差し引いた変動金利(現在約3.85%)での運用が可能となっている。

毎月の利息支払いは米ドルまたはYLDSでの受け取りに対応し、ステーキングやロックアップ期間を必要としない柔軟な設計を採用。24時間のピアツーピア送金も可能となっている。

従来の主要ステーブルコインであるテザー(USDT)やUSDCと異なり、YLDSは証券として明確に分類される。これにより、規制下での安全な利息分配モデルが確立された。

機関投資家の参入促進へ

市場関係者からは、SECのお墨付きを得た新しい仮想通貨の登場により、機関投資家の参入が促進されるとの期待が出ている。今後、同様の規制準拠型ステーブルコインの開発も活発化する可能性がある。

YLDSの成功は、ステーブルコイン規制の重要な転換点となる見通し。Figure Markets社は今後、米国外での展開も視野に入れており、グローバルな規制対応型ステーブルコインの先駆けとしての役割も期待されている。

また、米国内の金融機関からも関心が高まっており、複数の大手銀行がYLDSの取り扱いを検討しているとの情報も出ている。規制準拠と利回り確保の両立により、従来の金融商品に代わる仮想通貨として注目を集めている。

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