香港物流企業が2145億円のビットコイン取得計画

香港の物流技術企業リアイターロジテック・ホールディングスは2日、最大15億ドル(約2145億円)相当のビットコイン(BTC)を取得する戦略計画が明らかになった。
成長戦略の一環として仮想通貨投資を決定
リアイターロジテックは不動産と物流技術を専門とする企業で、今回のビットコイン(BTC)取得は成長戦略の一部として位置付けている。同社は財務準備金の強化を図りながら、世界的な物流技術とスマート物流ソリューションの拡大を加速させることを目的としている。
同社は主に物流コンサルタントとプロジェクト管理を手がけ、物流事業者向けの資産管理やエンジニアリング設計サービスを提供している。2015年に設立され、2024年に米国でのIPOを通じて公開企業となり、1株4~5ドルで1100万ドルを調達した実績がある。
規制遵守と企業戦略の多角化
今回のビットコイン取得計画は、米証券取引委員会(SEC)のForm 6-K書類として提出されており、規制遵守を確保している。この動きは、同社の金融資産多様化と物流分野でのオペレーション能力向上という目標と一致している。
リアイターロジテックはまた、スマート物流能力を強化するため、物流技術企業ジンシンへの投資も進めている。この取得により、先進技術を事業運営に統合する同社のコミットメントが強調されている。
ビットコインの価格変動は計算されたリスクとして捉えており、従来の法定通貨準備金とは対照的に、長期的な価値上昇の可能性を秘めた戦略的準備資産として仮想通貨を位置付けている。このような企業の動きは、投資としてのビットコインの地位をさらに強固にするものと言える。
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