Ondo、XRPレジャーにトークン化された米国債商品を展開

Ondo Financeは11日、Web3企業リップル社と提携し、トークン化された米国債商品「OUSG」をXRPレジャー(XRPL)上で開始した。
OUSGは、資産運用大手ブラックロックのBUIDL(年利約4.3%を提供)を主に裏付けとし、執筆時点の時価総額は6億8,000万ドルを超えている。
適格購入者は、ステーブルコイン「リップルUSD(RLUSD)」を用いて、従来の銀行の営業時間に縛られることなく、24時間365日いつでもトークンの発行と償還が可能となった。
XRPLへ進出
XRPLは、トークン化機能や分散型取引所(DEX)を備えている。またユーザーに、低コストかつ高速な取引環境を提供している。
そのため従来の米国債をデジタル化したOUSGを展開することで、アクセス性、流動性、効率性を向上させる重要な一歩となる。
さらに、XRPLのネイティブトークンであるリップル XRP +0.81%やステーブルコインRLUSDのユースケースを拡大させ、エコシステム全体の活性化にも寄与することが期待される。
RWAのトークン化が進行
今回の動きは、現実世界資産(RWA)のトークン化という大きなトレンドを背景にしている。
機関投資家は、より高い流動性、運用効率、そして金融商品への常時アクセスを求めており、債券や不動産などRWAのトークン化はその解決策として注目されている。
ボストンコンサルティンググループなどが参加した共同報告書では、トークン化資産市場が2033年までに19兆ドル(約2,755兆円)規模に達すると予測されており、長期的な成長への期待が高まっている。
その中でトークン化米国債市場は、ブラックロックやフランクリン・テンプルトンといった大手資産運用会社の参入もあり、市場価値はすでに70億ドルを超えている。
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