メタプラネットとSBIグループが提携|BTC積立戦略の強化へ

日本の投資会社であるメタプラネットは2日、SBIグループの暗号資産(仮想通貨)交換業者である「SBI VC トレード」と提携したことを発表した。
この提携は、同社の「法人向けビットコイン積立戦略」の推進に向けた取り組みの一環としている。
今回の提携により、日本の仮想通貨に関する税制やコンプライアンスに準拠した「法人向けのカストディサービス」へのアクセスが可能となる。
また、企業がビットコイン(BTC)を担保とした信用取引サービスなどの新たな資金調達の手段を利用することができるようになるという。
SBIグループにおいても、「SBI VC for Prime(法人向けWeb.3.0サービス)」上でメタプラネットのビットコイン取引や運用などのサポートを行っていく予定だ。
ビットコイン360枚以上を保有
同社は、5月にビットコインを「戦略的財務準備資産」として同社のポートフォリオ組み込む計画を発表した。これは、日本の経済危機へ対応することが狙いだ。
同社はこれまで、複数回にわたりビットコインを購入してきており、執筆時点で360BTC(約30億円)以上を保有している。
また今後も、最大85億円分のビットコインを購入する計画も発表しており、2024年末までに完了させることを目指している。
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今回のSBIとの提携により、同社が保有するビットコインの活用が高度化されることが期待される。
ビットコインETFの日本上陸に向けた準備も
SBIグループにおいては、日本におけるビットコイン現物上場投資信託(ETF)の上場に向けた準備を進めている。
その動きの1つとして、7月末には米資産運用会社大手フランクリン・テンプルトンと提携し、2024年中に合弁会社を設立することが判明している。
ビットコインETFが登場することで、日本人の仮想通貨への関心の高まりや税制面での恩恵を受けられることが期待されている。
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