HYPEが急落、ハイパーリキッドでの400万ドル損失発生を受け
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暗号資産(仮想通貨)プラットホーム「ハイパーリキッド」のネイティブトークンHYPEはこのほど、同プラットホームのHLPボールト(USDCの利息収入を獲得できる金庫)で約400万ドル(約5億9600万円)の損失が出たことで急落した。
この損失は、大規模なクジラ(大口投資家)の清算イベントにより発生したと考えられている。
今回清算されたウォレット「0xf3f4」は、同プラットホーム上で2〜3億ドル相当のイーサリアム(ETH)ロングポジション(レバレッジ50倍)を開いていた。
清算からHYPE急落まで
HLPは、分散型取引所(DEX)ハイパーリキッドが提供するコミュニティ所有の金庫だ。ユーザーは、ステーブルコインUSDCを預けることで、DEX上で発生した取引手数料や清算から収益を獲得できる。
今回の清算が発生したことで、HLP金庫からUSDCが引き出され、金庫のロックされた5,100万ドルの約1%に相当する約400万ドルを吸収した可能性がある。
ただし一部では、個人または団体がHLPを操作して資金を引き出し、トークンの価格に影響を与えた可能性があると示唆した者もいる。
同プラットホームは騒動後、プロトコルの悪用やハッキングはなかったが、清算エンジンがポジションの規模を処理できなかったと回答した。
また、ビットコイン(BTC)とETHの最大レバレッジは、それぞれ40倍と25倍に更新されるという。
大規模清算が与える影響
今回のようなHYPEトークンの価格下落は、単一のトークンの問題にとどまらず、相互接続されたエコシステム全体に波及効果をもたらす可能性がある。
同プラットホームは最近、イーサリアム仮想マシン(EVM)と互換性を持った開発環境を提供できる「HyperEVM」のローンチや、現物BTCの入金対応(今後はSOLなども対応予定)などの動きも見せている。
今回の騒動は、同プラットフォームのリスク管理メカニズムや、流動性提供者へのセーフガードの有効性が問われることになるだろう。
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