香港初インバース型ビットコインETF上場|投資家に新たな機会

ビットコイン(BTC)
暗号資産ジャーナリスト
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Eiji M.
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香港の資産運用会社CSOP Asset Managementは23日、アジア初となるインバース型ビットコインの上場投資信託(ETF)を香港証券取引所に上場すると発表した

この新商品は「CSOP Bitcoin Futures Daily (-1x) Inverse Product」(銘柄コード:7376.HK)と呼ばれ、ビットコインの価格下落から利益を得ることを目指す投資家向けの商品だ。

インバース型ビットコインETFの特徴

新たに上場するETFは、S&P Bitcoin Futures指数の日次パフォーマンスの-1倍のリターンを提供することを目標としている。つまり、ビットコインの価格が下落した場合に利益を得られる仕組みだ。

このETFの主な特徴は以下の通りだ。

  • 上場価格:約7.8香港ドル(約155円)
  • 取引単位:100口
  • 運用手数料:1.99%
  • 当初投資額:約3000万米ドル(約47億1330万円)

ビットコイン市場の現状と見通し

ビットコインは過去10年間、主要な世界資産の中で最も変動の激しい資産の一つとされている。CSOP が公表した資料によると、2023年の価格変動率は38.3%に達し、原油やNasdaq 100指数を上回った。

2024年第1四半期のビットコイン価格上昇局面では、世界のビットコイン先物ベースのインバース型商品に7900万ドル(約124億1169万円)の資金が流入。これは2023年第2四半期以来の最高水準となった。

また、2024年6月末時点で、CMEのビットコイン先物における機関投資家のネットショートポジションは過去最高の約57億ドル(約8955億2700万円)に達している。これは、ベーシストレードと呼ばれる取引戦略の人気が高まっていることが背景にあるとみられる。

日本の投資家にとっての意義

この新商品の登場は、日本の投資家にとっても注目に値する。ビットコイン価格の下落局面でも利益を得られる新たな投資機会が生まれたことになるからだ。

ただし、ビットコイン関連の投資には高いリスクが伴うことに注意が必要だ。価格変動が激しく、市場のニュースや噂に影響されやすい特性がある。また、米国の大統領選挙や金融政策の動向など、さまざまな要因がビットコイン価格に影響を与える可能性がある。

今回のETF上場は、香港が暗号資産関連の金融商品開発で先行していることを示している。日本の金融機関や規制当局も、こうした動きに注目していくことだろう。

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