グレースケール、米国初のXRPファンド設立へ|ETF化の可能性も

仮想通貨
暗号資産ジャーナリスト
暗号資産ジャーナリスト
Eiji M.
筆者について

Crypto News...

監修:
暗号資産ジャーナリスト
Naoki Saito
筆者について

...

最終更新日: 
Cryptonewsを信頼する理由
Cryptonewsは、10年以上にわたる暗号資産(仮想通貨)の報道経験に裏付けされた、信頼に足る洞察を提供しています。経験豊富なジャーナリストやアナリストが、深い知識を駆使し、ブロックチェーン技術を実際に検証しています。厳格な編集ガイドラインを遵守し、仮想通貨プロジェクトについて、正確かつ公正な報道を徹底しています。長年の実績と質の高いジャーナリズムへの取り組みにより、Cryptonewsは暗号資産市場の信頼できる情報源となっています。会社概要も併せてご覧ください。
広告開示私たちは、読者の皆様に対し、完全な透明性を提供することを重要視しています。当サイトの一部のコンテンツにはアフィリエイトリンクが含まれており、これらのリンクを通じて発生した取引に基づき、当社が手数料を受け取る場合がございます。

米大手暗号資産(仮想通貨)運用会社のグレースケールは12日、米国初となるXRP信託(トラスト)を設立した

この動きは、リップル社が開発したXRPを中心とする仮想通貨市場に大きな波紋を広げている。

XRP信託の概要と意義


信託(トラスト)とは、特定の資産を管理・運用する仕組みのことで、投資家はこれを通じて間接的に資産に投資できる。

新設されるXRP信託は、認定投資家向けに「クローズドエンド型」ファンドとして構築される。XRPはリップル社が高速で低コストの国際送金に活用するXRPレジャーの基軸通貨だ。

グレースケール社は、この信託に4段階の製品ライフサイクルを設定し、将来的な上場投資信託(ETF)化の可能性を示唆している。

この戦略は、同社がビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)の信託で成功を収めた手法と類似しており、両信託は今年初めにETFへの転換を果たしている。

リップルとXRPの市場への影響


XRP信託の設立は、リップル社とその関連仮想通貨XRPにとって複数の重要な意味を持つ。

まず、米国初のXRP信託として、新たな投資機会を創出する可能性がある。

また、グレースケール社の過去の実績から、将来的なETF化への道筋を示唆している点も注目だ。さらに、大手資産運用会社による取り組みは、XRPの正当性と主流化への一歩となる可能性がある。

規制環境と市場の反応


XRP信託の設立は、継続中の規制環境の中で行われる。証券取引委員会(SEC)は2020年からリップル社とXRPの分類を巡って法的争いを続けている。

マンハッタンの裁判官は以前、機関投資家へのXRP販売は証券に該当する可能性があるが、一般投資家への二次市場での販売は該当しないとの判断を下した。

市場はこのニュースに即座に反応し、XRPの価格は発表後約8%上昇した。特に「XRPアーミー」と自称するXRP支持者コミュニティは、この展開を熱心に歓迎している。

CoinMarketCapのXRPチャートスクリーンショット
CoinMarketCapのXRPチャートスクリーンショット

グレースケール社によるXRP信託の設立は、リップル社とXRPを中心とする仮想通貨市場にとって重要な一歩だ。

しかし、XRPのETF化への道のりにはまだ規制上の課題が残されている。投資家や市場関係者は、今後数か月間のこの動きの展開を注視するだろう。

注目記事

アルトコインニュース
仮想通貨HYPEが高値更新、S&P500連動の先物取引スタートか
Naoki Saito
Naoki Saito
2025-06-13 12:32:29
DeFiニュース
トランプ関連のWLFIが新機能追加、USD1ブリッジなど
Naoki Saito
Naoki Saito
2025-06-13 12:23:29
Crypto News in numbers
editors
筆者リスト + 66人
200万人+
月間読者数
250+
ガイド、レビュー記事
8年
サイト運営年数
約70人
国際的な編集チーム