グレースケール、DeFi大手MakerDAO用の投資ファンド設立

デジタル資産管理会社グレースケールは13日、分散型金融(DeFi)大手MakerDAOが発行するMKRトークンへの投資を可能とする「MakerDAO Trust(投資信託)」を発表した。
このファンドは、機関投資家を含む同社に認定された投資家を対象としている。
運用資産額は、執筆時点ですでに26万ドル(約3800万円)を超えている。
このニュースを受け、暗号資産(仮想通貨)MKRの価格は、過去24時間で+6%ほど上昇した。
MakerDAOとは?
MakerDAOは、米ドル連動型のステーブルコインであるDAIの発行や管理を行っており、4番目に大きいDeFiプロトコルだ。
ステーブルコインDAIは、テザー社のUSDT、サークル社のUSDCに次ぐ時価総額を誇るコインとなっており、執筆時点の時価総額は53億ドルを超えている。
また、DAI用に作成されたレンディング(貸借)プロトコルSparkLendも提供中だ。
独自トークンとして発行するMKRは、プロトコル上で行われるガバナンス(運営などに関わる投票)に用いるトークンとして使用される。
先日、SUI関連商品も公開
同社は、ビットコイン(BTC)の上場投資信託(ETF) である「Grayscale Bitcoin Trust(GBTC)」を中心に、ETFのラインナップを拡大し続けている。
7月は、TAO、Filecoin(FIL)、Livepeer(LPT)、Near(NEAR)、Render(RNDR)への投資を可能とする人工知能(AI)系のファンドの提供を開始した。
また、8月頭には、SUI(レイヤー1銘柄)への投資を可能とする投資信託をリリースした。
Suiは、高速かつ安価な取引を可能とするレイヤー1ブロックチェーンとなっており、預かり資産は7億4000万ドルを超えている。
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