FTX、2.2兆円規模の返済開始|小口債権者から

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2022年に破綻した暗号資産(仮想通貨)取引所FTXは5日、2月18日より「コンビニエンス・クラス(5万ドル未満の債権クラス)」の債権者への返済を開始すると発表した。

返済額には2022年11月以降の年利9%が加算され、総額140億から160億ドル(約2.2兆円から2.5兆円)規模の資金返還が見込まれている。

対象者は、FTXのデジタル請求ポータルを通じたオンラインプラットフォーム上で自身の返済額を確認し、手続きを進めることが可能となる。

大口債権者への返済は2025年4月以降

「コンビニエンス・クラス」以外の大口債権者への返済時期は、2025年4月から6月頃になる見通しを示した。

返済手続きは、仮想通貨取引所BitGoとクラーケンが担当し、返済は米ドルで実施される予定だ。

FTXは債権者への返済原資を確保するため、複数の企業との法的措置を進めており、1月31日には、ベンチャーキャピタル「K5 Global」との訴訟で和解に達した。

この訴訟では、約7億ドル(約1,080億円)の投資資金の回収を求めていた。

返済資金の一部が市場に再流入か

K33リサーチは、返済された資金のうち約24億ドル(約3,800億円)が仮想通貨市場(特にビットコイン)に再流入すると指摘。

ただし、再投資は段階的に行われる見通しで、市場への影響は限定的になると予測している。

FTXの再建計画

FTXは、2022年の破綻からの復活を目指し、債権者への返済を着実に進めることを示している。1月3日に再建計画を正式発効しており、今回の返済開始はその具体的な実行段階に入ったことを示している。

バハマ在住の債権者に対しては、すでに返済開始日の通知が送付されており、順次手続きが進められる。今後、大口債権者への返済計画の詳細が数ヶ月以内に発表される見通しとなっている。

全債権者への返済完了までには一定期間を要する見込みだ。

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