イーサリアムの現物ETF、7月23日に取引開始へ|米取引所Cboe

米シカゴに拠点を置く取引所Cboeは19日、5つのイーサリアム(ETH)の現物上場投資信託(ETF)を7月23日に取引を開始すると発表した。
同取引所が取り扱うイーサリアムETFは、以下の5つの銘柄となっている。
- ヴァンエック・Ethereum ETF
- フランクリン・Ethereum ETF
- フェリディティ・Ethereum Fund
- 21シェアーズ・Core Ethereum ETF
- インベスコ・ギャラクシー・Ethereum ETF
イーサリアムETFに承認を下す米証券取引委員会(SEC)はこのほど、ETF発行企業にS1フォーム(最終書類)の再提出を要請しており、22日に承認および23日に取引が開始できるよう動いていた。
手数料の免除or割引へ
ETF発行企業は、商品の市場シェアを競うために、以下のように手数料の免除もしくは割引することを発表した。
- ヴァンエック:上場から1年間、もしくは最初の15億ドルまで免除
- フランクリン・テンプルトン:上場から2025年1月31日まで、もしくは最初の100億ドルまで免除
- フィデリティ:上場から2024年末まで免除(その後は0.25%)
- 21シェアーズ:上場から6ヶ月間、もしくは最初の5億ドルまで免除(その後は0.21%)
- ブラックロック(ナスダック上場予定):上場から1年間、もしくは最初の25億ドルまで0.12%(その後は0.25%)
イーサリアムETFの取引開始後、ビットコイン(BTC)のETF取引開始後と同様に、大量の資金流入が予想されている。
一部では、100ETH前後の資金流入が見られるだろうという予想もある。
イーサリアムETF、100万ETH以上の資金流入に貢献か|K33リサーチ
ソラナETFも申請するCboe
Cboeは8日、ヴァンエックと21シェアーズが提供する予定となっているソラナ(SOL)の現物ETFの上場をSECに申請している。
これによりソラナは、ビットコイン、イーサリアムに次いで米国で現物ETFとして取引される暗号資産(仮想通貨)になることが期待されている。
米情報企業ブルームバーグのジェームズ・セイファート分析官は、ソラナの投資商品(ETP)はすでに10億ドル以上存在しており、現物ETFの登場は珍しいことではないと述べている。
しかしSECは2023年夏、コインベースとバイナンス関連の訴訟で「SOLは証券である」と認定しているため、スムーズに承認されないだろうという意見もある。
米取引所Cboe、2つのソラナ現物ETFの上場をSECへ申請
注目記事
筆者リスト
+ 66人
200万人+
月間読者数
250+
ガイド、レビュー記事
8年
サイト運営年数
約70人
国際的な編集チーム